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科学な本のご紹介:  クマにあったらどうするか アイヌ民族最後の狩人

科学に佇む書斎
【2002/05/03】



クマEmojiOne『クマにあったらどうするか アイヌ民族最後の狩人』

長年の経験と、叩き上げのスキル。
12歳から78歳で引退するまで、クマと対峙(たいじ)し続けた厚い知識はこんな本1冊におさまりきるもんじゃあ到底ないけれど、片鱗だけでもこれだけ熱く学べてしまう。

科学の本姉崎等 ”クマの足跡にキノコが出るというのは、クマが歩くと枝が折れるときに振動が出るためなんです。
 それを知って、七月になってから雨の日に風倒木を叩きに歩くと、地上にある枝の上を私たちが歩いただけでもキノコが出てきます。
 台風の後にキノコが出るというのもやっぱり同じ原理です。”

科学の本姉崎等 ”クマは背中を弾がかするとゴロンと倒れて、腹をかすめるとパッと跳ぶんですよ。これはシカでも同じです。背中の毛をちょっと弾がかすめただけでもコロッと転がる。”

科学の本姉崎等 ”アイヌ語でセトゥル・セセッカ(背中あぶり)と言って、クチャ(狩り小屋)でも仮小屋でも、昔の人は裸になって背中あぶりしたんですよ。背中をあぶるっていうのは体が一番温まるんです。”

科学の本姉崎等 ”遠くにまだ逃げる力が残っているのは本当の手負いではありません。逃げる力が残っているクマは、どんなときでも逃げます。そしてもう自分が逃げられない、力尽きて逃げる力もないというくらい力を奪われたときの手負いが怖いんです。”

科学の本姉崎等 ”畑を耕すクワがあるでしょ。そのクワを放さなかったから助かった例もあります。その人は、そのクワをガラガラと引きずってクマから逃げた。
 そのように引きずるものがあると、クマはそれを跳び越える習性はないんですよ。”

科学の本姉崎等 ”空のペットボトルを押して出る音をクマは嫌います。だから自分が寂しいところを歩いているとき、たまにペットボトルを押してペコッペコッという音を立てています。”

科学の本姉崎等 ”人を殺して食った経験のあるクマに会ったときは諦める以外にないね。手の打ちようがない。”









好評につき、文庫版が出ています。
 

『クマにあったらどうするか アイヌ民族最後の狩人』
 姉崎等/語り手
 片山竜峯/聞き書き
 木楽舎
 





 →『ミニ特集:クマ 熊 羆』
 →『ミニ特集:アイヌの過去を繙く本』
 →『ミニ特集:アイヌの過去を繙く本 2』

 



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