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科学な本のご紹介:  改訂新版 城のつくり方図典

科学に佇む書斎
【2016/04/02】

城のつくり方図典

科学の本『改訂新版 城のつくり方図典』

大洲城の復元にも関与した(意見した)建築学者さんが記した、めっちゃ情報が詰め込んであるスゴ本。
図解豊富でとっても便利。



科学の本歴史上で天守に住んだのは、織田信長だけである。

科学の本「縄張 なわばり」とは、城を設計することである。
 本丸や二の丸などの曲輪(くるわ 郭とも)の配置や大きさや形状を決め、堀の深さや石垣・土塁の高さを定め、櫓(やぐら)や城門の位置や規模・形式を考えるといった、城のすべてを設計することである。
 そうした城の設計によって出来上がった城の構造自体も縄張という。

科学の本領国が拡大しても居城を動かさなかった大名の末路は厳しい。武田氏や毛利氏がよい例で、武田は滅亡し、毛利は120万石あった領国の大半を失った。毛利氏が広島城・萩城と移動したのは、秀吉と家康の命令で、自主的ではない。

科学の本凶なる方角は艮(うしとら 東北)であった。この方角は鬼門とも呼ばれ、忌み嫌われた。したがって、本丸の城壁は艮(うしとら)の隅(すみ)を鬼門避(よ)けとして、切り欠くとよい。

科学の本個々の城門の重要度をみるには、扉の板の張り方に注目すればよい。縦格子に横板張りは防備上で重要な門、横桟に縦板張りは重要でない門である。




科学の本桃山時代の城攻めでは、最初に城下町を焼き払った。城の周囲を取り巻く城下町の建物は、城攻めの邪魔となる。また、その住人たちは、非戦闘員といえども城主の味方であるので、油断ならないからだ。織田信長の城攻めの第一歩は、とりあえず城下町を焼き払うことで、敵が城にこもって出てこない時は、これぞとばかりに町に火を放った。町を失った城を「裸城」と呼んでいた。

科学の本最も大切な表口を大手(城によっては追手 おうて)といい、次に重要な裏口を搦手(からめて)という。大手の一番外側の虎口(こぐち)に立つ城門が大手門である。

科学の本福山城(松前城、北海道)は、大手側(正面)は厳重極まりないが、搦手側(からめて 裏側)はまったくの無防備という欠陥縄張であった。土方歳三に搦手から攻められ、わずか一日で落城してしまった。








『改訂新版 城のつくり方図典』
 三浦正幸
 小学館
 


建材の種類、柱の数、窓の着き方、排水口の配置、塀の構造、扉の違い、時代の変化… しかしあかんです。こんなん読んだら逆においそれとは城郭を描けなくなって絵師は困るかも。
なお、著者さんは研究を率いる立場だからか、本書のはしばしで下手な復元城郭や江戸軍学を***におっしゃるなど、ちょいとアクが強い語り口の本だったりします。

この本をご覧になった方は、ぜひ、アニメ映画の
リンククレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦 - Wikipedia
もご覧になってみてください。かねてより「この映画の時代考証は絶品だ」との評判が高く、『城のつくり方図典』と合わせると、どのくらいスゴイのかがよくわかります。



 →『ミニ特集:日本の城を学ぶ本』
 →『ミニ特集:江戸期の罪と罰』
 →『ミニ特集:切腹』
 →『ミニ特集:江戸時代から日本を見る本』
 →『ミニ特集:江戸時代から日本を見る本 2』
 →『ミニ特集:お江戸の文化』
 →『ミニ特集:お江戸の風俗』

 



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