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科学な本のご紹介:  図説・戦う城の科学 古代山城から近世城郭まで軍事要塞たる城の構造と攻防のすべて

科学に佇む書斎
【2015/05/01】



科学の本『図説・戦う城の科学 古代山城から近世城郭まで軍事要塞たる城の構造と攻防のすべて』

科学の本瓦葺きの建物を建てることにも意味がありました。古来から、瓦を建造物に使うのは寺院や宮殿にかぎられ、城は板葺きとされてきました。
 しかし信長は寺院の職人に瓦を焼かせ、はるばる明(みん)からー観(いっかん)という瓦師を呼び寄せて唐様(からよう)にデザインした専用の瓦を使用しています。
 つまり、瓦葺きの建物を建てることは、寺院にかぎられていた特権を掌握したことを意味します。

科学の本織豊系城郭(しょくほうけいじょうかく 信長・秀吉時代の城)の典型ともいえる熊本城は過剰防衛ともいうべき堅牢さを誇りますが、あまりに複雑なため、築城した加藤清正しか完壁に使いこなせません。
 これに対して徳川の城はマニュアル化されているため実用上の問題が少ないのです。

科学の本信長は日本で初めて、居城の引っ越しをした人でもあります。分国支配の時代、父祖の地を離れるという発想はかなり画期的でした。

科学の本東国の城で石垣をあまり見かけないのは、築造技術が乏しいことも一因ですが、石材があまり採れないことが大きな理由です。太田金山城や小倉城など石積みが見られる城はありますが、地域限定のものです。

科学の本武田信玄が得意としたとされるのが、もぐら攻めです。トンネルを通って地下から域内に侵入し、水源となる井戸を破壊して水不足に追い込んだり、井戸に毒を投げ入れたりしました。

科学の本籠城の際に必要不可欠なのが、飲料水です。そのため、区画ごとに設置されたといってよいほど、城にはかならず井戸が設けられました。熊本城に120以上の井戸があったとされるのは有名です。




科学の本中国や韓国の石垣がほぼ垂直にそそり立つのに対し、地震大国の日本では、高い石垣を安定させるために緩い勾配をつけます。






『図説・戦う城の科学 古代山城から近世城郭まで軍事要塞たる城の構造と攻防のすべて』
 萩原さちこ
 サイエンス・アイ新書
 SBクリエイティブ
 


※ この本は内容的には「戦う城の科学」ではなくて、「戦う城の基礎知識」であります。

カラー図版満載、コンパクトで情報密度も高く、お得感とおすすめ度の高い一冊。
大河初心者は城郭について、この本から入ると要領良くていいかもしれない。

この本の知識を土台にして、濃厚でどかんと分厚い『城のつくり方図典』に進むと、『城のつくり方図典』のアクが相殺できていい感じかも。

お城についてのさまざまな知識を蓄えた人が実際にお城を見ると、どこまでテンション高く楽しめるのかの実際は、オーストラリア出身のお城愛好家さんが書いてくれた『豪州人歴史愛好家、名城を行く』で拝見できて、とてもとてもおもしろいのです。

著者さん ↓


電子書籍版もあります ↓



 →『ミニ特集:江戸時代から日本を見る本』
 →『ミニ特集:江戸時代から日本を見る本 2』

 →『ミニ特集:戦争と文化』
 →『ミニ特集:戦争と文化 2』
 →『ミニ特集:武器、軍備』

 



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