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科学な本のご紹介:  暴力の人類史

科学に佇む書斎
【2015/02/25】



暴力の人類史『暴力の人類史』

言わずと知れたピンカー御大のこれまた超大作。
→●本『サピエンス全史』 に興味があるならまずはこれから読んでみそ。

科学の本ユダヤ教の聖書に描かれている時代には、レイプされた女性の兄弟がその女性をレイプ犯に売り渡すことができたし、兵士には適齢期の捕虜をレイプする権利が神の命令によって与えられていたし、王は正妻のほかに何千人と側女を抱えていた。

科学の本第二次世界大戦中のアメリカで、戦争に勝ったあと日本人をどうすべきか問う世論調査を行ったところ、10〜15パーセントが絶滅させるべきだと回答した。

科学の本1989年に冷戦が終結した後、あらゆる種類の組織的な紛争や戦闘 -- 内戦、ジェノサイド、独裁政権による弾圧、テロ攻撃 -- は世界中で減少している。

科学の本14世紀のオクスフォードでは人口10万人あたり、年間110件の殺人が発生したが、20世紀半ばのロンドンでは、人口10万人あたりの殺人発生率は年間1件にも満たない。

科学の本飛行機の墜落事故とかサメの襲撃、テロ爆撃など、新聞の見出しを飾るような事故や事件の起きる可能性を実際より大きく評価し、感電死や転落死、溺死など、あまり注目されない事故の起きる可能性を実際より低く評価しやすい。

科学の本よく調べてみると、核による人類全滅の脅威は「長い平和」に大して貢献していないことがわかってくる。
 理由の一つは、大量破壊兵器が戦争に向かう動きに歯止めをかけたことは、かつて一度もなかったということだ。

科学の本科学技術の進歩によって、商品やアイディアの交換がそれまでより遠距離間で、また規模の大きい取引相手同士で可能になるにつれて、「他の人びと」は死んでいるより生きているほうが価値が高くなるとともに、悪魔扱いしたり、非人間的に扱う対象にはなりにくくなる。

科学の本人間の心は、ある出来事の起きる確率を、その例が容易に思いつくかどうかにもとづいて推定する傾向をもつ。当然ながら、老衰で死ぬ老人の姿より大虐殺の場面のほうがお茶の間に届くことが多く、記憶に焼きつきやすい。







 

『暴力の人類史』
 スティーブン・ピンカー
 青土社
 






 →『ミニ特集:社会と歴史を読み解く本 海外 その1』
 →『ミニ特集:社会と歴史を読み解く本 海外 その2』
 →『ミニ特集:進化心理学を語る本 海外系 その3』
 →『ミニ特集:進化心理学を語る本 海外系 その4』
 



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