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科学な本のご紹介:  ミニ特集:明治時代を読みとく本

科学に佇む書斎
【2016/06/13】


『攘夷と皇国 幕末維新のネジレと明治国家の闇』
 備仲臣道・礫川全次 批評社

●めっちゃ強引に、断絶とも言えるほどの社会変貌をもたらした明治維新。
 その人工的なランドスライドによって生じた歪は枚挙に暇がないんだけど、まあそれにしても…

科学の本備仲臣道 ”ええじゃないかのあった一八六七年(慶応三)という年は、一揆・打ちこわしの数が前年に較べて半減しているのです。
 前年度まで続いた民衆の世直し要求へのエネルギーを、こうしたことによって発散・解消させてしまい、民衆の目を政治から享楽の方向へ逸らしてしまうという陰謀であった、安全弁を開いて、エネルギーが爆発点に達するのを防ぐ、明らかなガス抜きの意図があってのことだったと思います。”

科学の本礫川全次 ”最近の研究によって、実は赤報隊全体が無頼の徒を中心に構成されていたという事実が明らかになってきました。”

科学の本備仲臣道 ”国家神道の流した害毒のために、今日も神社を嫌う人があるわけですが、かつての神社は村落共同体自治の中心でもあったわけでして、村を支配する者たちは、村全体の強い結びつきのために神社を利用しただろうけれど、一方ではそれを覆そうとするための集会所になったり、農民一揆への決起の場にもなったわけです。
 明治国家というのは、そうした村落共同体の自治を破壊するわけですよ。”




 

『攘夷と憂国 近代化のネジレと捏造された維新史』
 礫川全次 批評社

●上掲書の内容を引き継いでの単著。

科学の本神風連(敬神党)の中心メンバーは、かねてから、尊皇攘夷で出発した明治維新が、いつの間にか欧化主義にすりかわってしまった矛盾を鋭く指摘していた。

科学の本明治の新政府は、「祭政一致」的な太政官体制によって出発することになった。この新体制では、太政官のもとに七科が置かれたが、その筆頭は「神祇科」であった(他の六科は、内国・外国・海陸軍・会計・刑法・制度)。

科学の本あまり使われない言葉だが、「郡県」は当時の文献に頻出する言葉である。
 「郡県」は、「封建」の対語であって、封建諸侯を置かない「中央集権」を意味する。この郡県という言葉は、明治維新のキーワードとも言うべき重要な概念である。

科学の本およそ歴史研究に関わっている者は、史料を鵜呑みにすることなく、 既成のイメージにとらわれることなく、また「権威」という存在を過信することなく、真相と真実に迫ってゆかなくてはならない。

 



 

『開化異国(おつくに)助っ人奮戦記』荒俣宏

●鎖国を解いた未開の蛮国ジパングで、金を稼ごう一花咲かせようとわらわらやってきた異人さん山師さんたちはこんなにたくさんいたし、中にはとっても有名な「日本の恩師」になってしまった人もこんなにいるんだよと。

科学の本札幌農学校のクラーク先生にいたっては、来日目的の最大のもののひとつが、イギリスの大温室で花ひらいた南アメリカ原産のオオオニバスを、極東の島国で最初に開花させるアメリカ人になりたくて、札幌にやってきたのだ。

科学の本横須賀造船所の建設に携わったヴェルニー:
 かれの翻訳を通じ日本人が読んだ最初のフランス文学は、科学技術の世紀にふさわしいジュール・ヴェルヌの傑作『八十日間世界一周』である。
 当時フランスのSFは、最も新しいヨーロッパ文学であり、造船所の語学校で読まれるに最もふさわしい海外文学だった。






 →『ミニ特集:昔の日本についての本 その1』
 →『ミニ特集:昔の日本についての本 その2』
 →『ミニ特集:江戸時代から日本を見る本』
 →『ミニ特集:昔の日本のビジュアル本』
 →『ミニ特集:昔の日本の女に関わる本』
 



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