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科学な本のご紹介:  ミニ特集:戦争を調べる その3

科学に佇む書斎
【2016/05/05】

米中もし戦わば
『米中もし戦わば 戦争の地政学』
『14歳からの戦争のリアル 14歳の世渡り術』
『戦争するってどんなこと? 中学生の質問箱』
『生きて帰ってきた男 ある日本兵の戦争と戦後』
『動くものはすべて殺せ アメリカ兵はベトナムで何をしたか』


米中もし戦わば



『米中もし戦わば 戦争の地政学』
 ピーター・ナヴァロ 文藝春秋

●日本の直近で勃発する戦争。
 状況を考察する上で必要な情報とは何か、問いを立て、情報を突き合わせて有りうる範囲の解を導き出していく。
 Q&A形式で、限界を踏まえた思考実験のコツがよくわかる。

科学の本第二次大戦以後、敵の攻繋によって沈没した、あるいは深刻なダメージを受けたアメリカの軍艦は19隻。そのうち15件、つまり「80%」が機雷によるものだった。

科学の本安価な機雷は高価な主力艦を効果的に破壊できる。機雷はまさに「貧者の海軍」の第一選択兵器であり、非対称戦争の典型である。

科学の本戦争が起きる可能性は、当事国の抱える利害が大きいほど高くなる。これは自明の理である。




『動くものはすべて殺せ アメリカ兵はベトナムで何をしたか』
 ニック・タース みすず書房

●優れた調査報道に贈られるライデナワー賞の受賞作。
 これを読むと、なぜ当時の報道が、ベトナム人たちの命の重さを虫けら程度にクソほど軽く扱っていたのかが重く重く見えてくる。
 マジに、現場の感覚が、差別感が、日本のメディアを大幅に蝕んでいた。

 ただ、この本は、当時の実際の報道ビジュアルや、その後の(慰安婦対策含め)米軍の方針変更などベトナム戦争の経緯と時代背景、状況について、種々の基礎知識を持ってから読まないと、ただのゲテモノとしか処理されないんじゃなかろうかと危惧する部分がある。

科学の本賞品を賭けて全部隊対抗ボディカウント(殺害数集計)・コンテストが開催されることもあった。これはボディカウント至上主義をさらに広め、死者数の総計をスポーツの記録のように考える風潮を強めるのに貢献した。


 ディヴィッド・フィンケルの
→●本『帰還兵はなぜ自殺するのか』
が、合わせ読みに強くオススメ。





 


『14歳からの戦争のリアル 14歳の世渡り術』
 雨宮処凛 河出書房新社

●すでに話題の著作を出しているなどの、スゴイ人たちへのインタビュー・取材で構成されている。
 適宜ふりがながふってあって、中高生からはもちろん、大人にもしっかり勉強になるパワーのある一冊。

こちらで紹介
→●本『14歳からの戦争のリアル 14歳の世渡り術』




『戦争するってどんなこと? 中学生の質問箱』
 C.ダグラス・ラミス 平凡社

●子ども向けを意識したやわらかな語りだけれど、主題はハード。
 あまたのツッコミをくぐり抜けて、これを伝えておきたい、と厳選された論点は、大人にもきちんと見ておきたいとぐいぐい思わせる。

こちらで紹介
→●本『戦争するってどんなこと? 中学生の質問箱』




『生きて帰ってきた男 ある日本兵の戦争と戦後』
 小熊英二 岩波新書

●第14回小林秀雄賞受賞作。
 実に貴重な、戦前戦後を生きたリアル人間の、それぞれの時代を見た目、体験した思いが記される。

こちらで紹介
→●本『生きて帰ってきた男 ある日本兵の戦争と戦後』



 →『ミニ特集:戦争と文化 その1』
 →『ミニ特集:戦争と文化 その2』
 →『ミニ特集:戦争と文化 その3』
 →『ミニ特集:戦争を調べる その1』
 →『ミニ特集:戦争を調べる その2』

 →『ミニ特集:太平洋戦争について語る本 その1』
 →『ミニ特集:太平洋戦争について語る本 その2』
 



このページ 『ミニ特集:戦争を調べる その3』 は以上です。
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