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科学な本のご紹介:  「地震予知」の幻想 地震学者たちが語る反省と限界

科学に佇む書斎
【2014/08/26】



科学の本『「地震予知」の幻想 地震学者たちが語る反省と限界』

科学の本地震学者というと、イコール「予知」と連想する読者は多いはずだ。しかし、そうした世間一般のイメージと、現在の地震学者が取り組んでいる研究内容は遠く離れているのが実情である。

科学の本地震の研究に携わるなかでも、学部の異なる工学と理学は、文化だけでなく「宗教が違う」とまで表現される。
 理学は、新しい事実の発見が主眼で、その事実がどのような影響を及ぼすかは二の次の話となるが、工学はモノ作りという研究の最終目標が常にあり、作るためには何が必要かということに軸足を置き、経済性も考えて社会にモノを送り出すことを考える。
 考え方の基本が異なるのだ。

科学の本国内で震度5弱以上の地震が起きたり、津波注意報や警報が出されたりすると、発生から1時間後をめどに気象庁の記者会見が開かれる。

科学の本非常時に参集しなければならない気象庁職員は、危機管理に携わる公務員用の都心の官舎に住み、非常時には30分以内に登庁しなければならない。

科学の本東京は島部をのぞいて、関東大震災以来、90年間あまり震度6以上の揺れに見舞われたことがない。 この幸運な時期に、政治経済の中枢機能や人口の一極集中が進んだ。

科学の本纐纈一起(こうけつ かずき)教授は、講演やインタビューで、「地震学は三重苦にあえいでいる」と表現する。
 ひとつは、地震は複雑な仕組みで起こるため理論研究が難しいこと。
 ふたつめは、実物大の実験ができないこと。
 そして、大地震はたまにしか起きず、データが不足していることだ。





 


『「地震予知」の幻想 地震学者たちが語る反省と限界』
 黒沢大陸
 新潮社
 


科学畑で活躍してきた新聞記者としての取材構成手腕が光りまくり。
経緯がわかりやすい、基礎把握によい、各研究現場を首枷する様々な不具合をくっきり浮かび上がらせる。
研究者も、市井の人も、これは読んでおいて損はない。

著者さん ↓



この本は→『2015年拝読本のベスト』に入ります。

 →『ミニ特集:地震・火山災害研究の本』
 →『ミニ特集:新聞記者経験者はもしかしてスゴイ』
 



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