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科学な本のご紹介:  「地震予知」の幻想 地震学者たちが語る反省と限界

科学に佇む書斎
【2014/08/16】

地震予知の幻想

科学の本『「地震予知」の幻想 地震学者たちが語る反省と限界』

科学畑で活躍してきた新聞記者としての取材構成手腕が光りまくり。
経緯がわかりやすい、基礎把握によい、各研究現場を首枷する様々な不具合をくっきり浮かび上がらせる。
研究者も、市井の人も、これは読んでおいて損はない。



科学の本岡村眞(高知大学特任教授)が調べた土佐の宝永地震の史料には、村々が「亡所」となったという記述がある。大津波はすべてを流して何も残さない。
 東日本大震災で岡村は「亡所」の意味が実感として初めてわかった。

科学の本阪神大震災前、「関西では大きな地震は起きない」という思い込みが広がっており、大地震が繰り返されてきたという知識が広まっていなかった。

科学の本「東北沖ではM8クラスの地震が最大で、M9クラスは発生しない」という思い込みに支配されてしまい、学者たちが思考停止していた。

科学の本日本は、地球の陸地の0.25パーセントしか占めないのに、世界で起きる大きな地震の約2割が集中している地震大国だ。

科学の本近年の厳しい財政状況で、「選択と集中」という名のもとに、目先で役立つ研究が重視される。研究者を評価する制度の広がりに、だれもが目先の成果を追い求めるようになった。

科学の本武村雅之”いま、日本の研究は論文の数だけで評価する。短期間に成果を出すことが求められ、次の世代のためにコツコツやる研究は否定される。”

科学の本地震学者は地震のメカニズムや影響を探究するのが専門のはず。なのに、防災にどれだけの責任を負うべきなのか。地震の予測が外れたとき、社会から糾弾されなければいけないのか。





 


『「地震予知」の幻想 地震学者たちが語る反省と限界』
 黒沢大陸
 新潮社
 


著者さん ↓



 →『ミニ特集:地震・火山災害研究の本』
 →『ミニ特集:新聞記者経験者はもしかしてスゴイ』
 



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