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科学な本のご紹介:  人間と動物の病気を一緒にみる 医療を変える汎動物学の発想

科学に佇む書斎
【2014/02/15】



足跡ワクチンアイコン『人間と動物の病気を一緒にみる 医療を変える汎動物学の発想』

ヒトの病気や症状は、動物とは違うと考えられがちだったけれど、実際にはこんなにヒトの症状は動物が示す症状に似ているよ!と、さまざまな事例をご紹介。

科学の本「捕獲性筋疾患」捕食者につかまった動物は血中のアドレナリン濃度が危機的なまでに急上昇することがあり、筋肉に障害が起きる。
 心臓の筋肉がやられた場合は、過剰なストレスホルモンによって、血液を送り出す心室の動きが妨げられ、うまく機能しなくなる。
 特に、シカ、歯樹類、鳥類、小型の霊長類など、捕食者の獲物にされる、ひどく神経質で臆病な動物の場合は死に至ることがある。






科学の本精神科医たちが扱う強迫性障害患者の症状は、獣医が「常同行動」と呼ぶ、同じ動作を繰り返す動物のようすと共通点がある。

科学の本1980年代に学界を大きく揺るがせた「生まれか育ちか」のあの論争は、いまでは、一時期の歴史的な補足情報のような扱われ方になっている。

科学の本体の大きな動物は、体の小さな動物よりも一般的にがんにかかりにくい。この驚くべき生物学的事実は「ピートーのパラドックス」と呼ばれる。

科学の本チャウチャウがほかのイヌより胃がんとメラノーマにかかりやすい。
 ボクサー犬は脳腫瘍とともにマスト細胞腫の罹患率の高さでトップに立つ。
 スコティッシュテリアの膀胱がん発生率は突出して高い。





 


『人間と動物の病気を一緒にみる 医療を変える汎動物学の発想』
 バーバラ・N・ホロウィッツ、キャスリン・バウアーズ
 インターシフト
 


事例は興味深くておもしろいけれど…、でも、

科学の本というよりは、ブンヤ臭が強めで、「堅実な科学的書き物ではない」我流トリビア解釈集みたいな様相になっている。
「こうである」と断定しながらあとの段で「それはまだ科学的には定かでない」と書き、その舌の根も乾かぬうちにすぐさま「こうであるからには、こう考えてしかるべきであろう」と平気でやっちゃうとか。
ほかの既存のベストセラーからの孫引きっぽい箇所が多いのも鼻につく。

結果、本文中で紹介される数々の既存のベストセラーを読んだほうが、勉強になるんじゃないか的な…
本書の中で登場する書籍の一部:
→●本『迷惑な進化 病気の遺伝子はどこから来たのか』
→●本『病気はなぜ、あるのか 進化医学による新しい理解』
→●本『動物たちの自然健康法 野生の知恵に学ぶ』
→●本『ヒトのなかの魚、魚のなかのヒト 最新科学が明らかにする人体進化35億年の旅』
→●本『シマウマの縞 蝶の模様 エボデボ革命が解き明かす生物デザインの起源』
→●本『人間の本性を考える 心は「空白の石版」か』
→●本『あなたのなかのサル 霊長類学者が明かす「人間らしさ」の起源』
→●本『サルなりに思い出す事など 神経科学者がヒヒと暮らした奇天烈な日々』
→●本『動物が幸せを感じるとき 新しい動物行動学でわかるアニマル・マインド』
→●本『動物感覚 アニマル・マインドを読み解く』
→●本『動物たちの喜びの王国』


 →『ミニ特集:進化医学、進化精神医学』
 →『ミニ特集:性淘汰 性の生物学』
 →『ミニ特集:生物を科学で語る本 海外』
 →『ミニ特集:いろんな生き物の本』
 



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