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科学な本のご紹介:  暴力の解剖学 神経犯罪学への招待

科学に佇む書斎
【2015/04/24】



暴力の解剖学『暴力の解剖学 神経犯罪学への招待』

犯罪の遺伝学、犯罪の神経科学、犯罪の栄養生理学!
食べ物によって犯罪率が変わる!なんてな情報もふんだんに盛り込まれている、かなり取り扱い注意な、両刃の剣が多く並ぶ一冊。

科学の本ストレスによって、脳のさまざまな部位に、とりわけ深刻な障害が引き起こされやすい時期がある。
 性的な虐待が三〜五歳頃に起こると、海馬の体積が減少する。しかし一四〜六歳頃に起こると、海馬ではなく、前頭前皮質の体積が減少する。

科学の本胎児の耳は、最初は頭部の比較的下方に位置する。しかし妊娠四か月の頃に、正常な位置へと移動し始める。この時期に胎児の脳の発達が損なわれると、耳の原基〔器官になる以前の段階の細胞群〕の移動が不完全のままに終わり、耳介低位(じかいていい)を引き起こす。
 したがってこの異常は、脳の発達不全を間接的に示すものと考えられている。




科学の本血縁関係にない誰かと暮らしている人は、近縁者と暮らしている人より、11倍同居者に殺されやすい。

科学の本セロトニンレベルを下げるドリンクを飲んだ被験者は、ゲームで不公平な申し出を受けると報復しやすい。セロトニンが枯渇した状態では、何かいらいらすることが起こるとすぐに気が動転するのである。

 ┗ 本文中にはどんなドリンクなのかは明記されてはいませんが、たとえば「カフェイン飲料の慢性的な多量摂取」などでセロトニンが枯渇しやすくなるようです。

科学の本鉄分の不足した保育園児は、ポジティブな感情を示す度合いが低い。

科学の本先の研究によれば、子どもにまず何か道徳的な問題について話させてから、真実を語るよう約束させると、真実の返答を引き出しやすくなり、(その子が嘘をついているかどうかを判断する親の)嘘発見の正答率は40パーセントから60パーセントに向上する。






 


『暴力の解剖学 神経犯罪学への招待』
 エイドリアン・レイン
 紀伊國屋書店
 


ピンカーが2011年に出した→●本『暴力の人類史』 の存在を踏まえた上で記述出版されているので、根性があるなら両者を読み合わせることをオススメ。

※ 本書『暴力の解剖学』の原題は The Anatomy of Violence
『暴力の人類史』の原題は The Better Angels of Our Nature: Why Violence Has Declined

本書の内容にも関連するおまけ:
2015-09 LiveScience Low Heart Rate in Men May Predict Criminal Behavior
 心拍数が比較的少なく経過する男性は、刑事犯罪を犯す率が高めかもしれません。




 →『ミニ特集:犯罪研究の本 海外』
 →『ミニ特集:犯罪をめぐる心の研究の本 その1』
 →『ミニ特集:犯罪をめぐる心の研究の本 その2』

 



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