暴力の人類史


『暴力の人類史』

先史時代には、カニバリズム(ともぐい)の風習は人間の進化にも影響を及ぼすほど一般的だった可能性もある。ヒトのゲノムには、人肉を食べることによるプリオン疾患への感染を防御すると考えられる遺伝子が含まれているのだ。
ボストンの低所得層出身の非行少年1000人を45年にわたって追跡調査した有名な研究によれば、その後の人生で犯罪を犯すかどうかを左右する要因が二つ見つかった。一つは安定した職に就くこと、もう一つは愛する女性と結婚して家族を養うことだった。
テロ攻撃による死者数は、一般の死因での死者数と比べると非常に少ない。テロに対する軽度の回避策をとることでさえ、かえって死のリスクを増大させることにもなりかねない。
日本だと交通事故の死者が4千人くらいだから、世界のテロのほとんどは、日本の交通事故死程度の死者数より少ない被害しか出していない。日本で交通事故死は話はよく聞くけど、実際には滅多に遭遇しないので、テロによる死も同程度のはずなんだけど、心理的恐怖ははるかに大きい。
— しかのつかさ (@sikano_tu) 2016年9月12日
@kamosawa 有名なのは、911のあと、飛行機に乗る人が減少して車に乗る人が増えたので、統計的に交通事故者数が増えたってのがありますね。
— しかのつかさ (@sikano_tu) 2016年9月12日
その国の兵士の割合は、軍国主義をイデオロギーとして受け入れる度合いを最も的確に示す指標であることを示している。
【軍事兵力数の労働人口比】
— 科学に佇む一行読書心 (@endBooks) 2016年8月7日
トップ3は北朝鮮、エリトリア、ヨルダンhttps://t.co/BPuW2JI0Sj
日本は中国より少し多め(!)の130位、中国は133位だったhttps://t.co/npNoTd5b4m
現代の聖書学者によれば、聖書は今日のインターネットのWikiのようなものだという。500年以上の歳月をかけて異なる文体や方言、人物の名前、神の概念をもった人びとによって書かれたものであり、しかもおざなりな編集のせいで多くの矛盾や重複、不合理な結論などがあちこちに残っている。
交戦寸前の指揮官たちがしていた予測を調べてみると、彼らは非現実的なほど楽観的で、その時点で得られていた情報と矛盾することを言っていた。負けるとは考えてもいなかったのである。
『暴力の人類史』を読むと、毛沢東、文化大革命が悪魔の仕業みたいにボロカスに書かれていてホッとする。文化大革命がアウシュビッツ超えレベルでヒドいのは間違いないのだけれど、昔はそういうことを言いづらい空気があったのです。
— 樫原辰郎 (@tatsurokashi) 2016年1月22日
暴力の人類史の中で、島津家の殿様や剣豪の話しが面白かった。戦争後に任した相手を皆殺しにする文化は、比較的ですが日本は少なかったと思う。この本を読みたいが値段にビビッてしまうのです(汗)図書館で借りても700ページを期限内に読めそうにない。 #もてラジ
— 子猫 (@sirokurokoneko) 2016年1月16日
アメリカ大統領の知能指数と、在任中に関与した戦争での死者数にはマイナスの相関があるという。1ポイント上がるごとに13,440人ずつ少なくなっているという計算結果。「暴力の人類史」下巻、p486(孫引き)。
— Danner (@danner_2009) 2016年1月30日


『暴力の人類史』
スティーブン・ピンカー
青土社
スティーブンピンカー『暴力の人類史』第2章からは具体的な事例がとりあげられ、読み応えがある。触発され思いついたことがあり、これは少し調べて構想中の評論に採り込みたい。目黒寄生虫館のことまで出てきて、ちょっとびっくり。ああいう施設は海外にもないのだろうか。
— 飯塚数人(本質) (@iidukumanto) 2016年8月7日