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科学な本のご紹介:  ミニ特集:ダンゴムシは甲殻類

科学に佇む書斎
【2016/01/05】

ダンゴムシにメスがやたら多いのは、性転換させる細菌が取り憑いているから


科学の本昆虫ではないが、甲殻類のダンゴムシでも同様に共生細菌ボルバキアの感染による性転換現象が知られている。性転換個体の生育途中で高温にさらし、体内の共生細菌を除去すると、徐々にオス形質があらわれてくる。

→●本『共生細菌の世界 したたかで巧みな宿主操作』 成田聡子


科学の本オカダンゴムシを調べた研究では、ウォルバキアは遺伝的にオスになるはずの個体を、性転換させメスに変えることがわかった。しかもそのメスは卵巣をもち生殖可能である。

→●本『トンデモない生き物たち』 白石拓


科学の本微生物の立場からすれば、何とかして宿主の性比率を娘を作るように偏らせれば、大変に有益だということになる。ウォルバキア属のバクテリアはどうも、オスのダンゴムシをメス化することで、その芸当をやり遂げたようだ。
 受精した時点では、ダンゴムシの性比率は1対1に近いと思われる。しかしそのうちに、少なくとも一部のオスが卵を作るメスに変身する。この秘策を使ってウォルバキア属の微生物は次代のダンゴムシに受け継がれるチャンスを大いに広げているわけだ。

→●本『遺伝学でわかった生き物のふしぎ』


● どうも地域によって大きく違うものらしい





この手の、寄生生物によって性行動や性別がワヤにされてしまう事例は、仕組みや解釈含め、上掲類書にたくさん事例が上がっています。読み進めるとおもしろいのです。

ネットでは、この類の話は工口とみなされて検索対象からシャットアウトされるachar2という暗黒の思い出があったりしてしんどいので、詳しくは書きませんけれど。

 



リンク ダンゴムシ - Wikipedia
 ┗  甲殻類の仲間で、毒などを持っていないダンゴムシは、災害時の非常食として利用できる。

リンク ボルバキア - Wikipedia
 ┗  これに感染すると「行動や性質が変化してしまう」生物は数多く報告されている。




うちは全然だんごむしフェチじゃないんだけど、直球でこの可愛さにノックアウトされた。


かなり悩んだ末に、思い切って購入したけど、実物は想定以上に満足度が高いアイテムだった。
シンプルに、こんな**モノの製作販売に走ってくれたメーカーさんに感謝。






『ダンゴムシに心はあるのか』 森山徹

科学の本ダンゴムシは、私たちヒトのような視覚を持っていません。個眼20個程度で2つの小さな複眼ができているにすぎず、明暗を感じるだけで、形を知覚することはできないと考えられています。





 →『ミニ特集:足が6本より多い虫たち』
 



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本にはもっともっとたくさんの情報がならんでるよ!
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