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科学な本のご紹介:  沈みゆく大国アメリカ

科学に佇む書斎
【2014/12/01】



沈む自由の女神Apple『沈みゆく大国アメリカ』

格差、それはすなわち、命の重さに差別が生じる事態。
「命に関わるが、治療できるし助かりうる病気」なのに、その治療費より安楽死するための薬のほうが激安となっている、そんな医療制度は実在する。顕現するソイレント・グリーン。

日本はこの先、そんなトンデモコースに陥るような事態は避けていけるのだろうか。

科学の本CNNの試算によると、現在一般的な四人家族の収入が年間2パーセント上昇してゆくなかで、医療費支出は全体の35パーセントを占めている。
 今後物価の上昇と賃金の低下によって、この数字は2024年には50パーセントにあがり、2030年にはなんと63パーセントを超えるという。

科学の本人生の終わり方を自分で選ぶという崇高な目的をかかげて導入された〈尊厳死法〉はいつの間にか、ふくれあがる医療費に歯止めをかける最大の免罪符になっていた。
(オレゴン州での事例について)

科学の本アメリカは他の先進国と違い、訴訟弁護士費用は成功報酬だ。
 つまり弁護士は、「費用は気にせず、まずはダメもとで訴えてみませんか?」とすすめやすく、失意と今後の経済的不安で弱った患者や遺族の側も、救われたような気持ちになってこれに飛びついてしまう。

科学の本アメリカでは現金で堅実な生活をしていても、ローンを組む際や就職時に必要なクレジットスコアがあがらない。借金があっても、毎月クレジット会社の設定した最低額を返済し続けているほうが信用ポイントが高くなる。
 アメリカはどこまでも国民に借金を奨励し続ける社会なのだ。






 


『沈みゆく大国アメリカ』
 堤未果
 集英社新書
 





 
 →『ミニ特集:医療問題をめぐる本』
 →『ミニ特集:医療の問題を見る本』
 →『ミニ特集:医療問題をめぐる本 海外』
 →『ミニ特集:医療問題を社会学する本』
 →『ミニ特集:医療のさまざまな面を見る本』
 →『ミニ特集:医療のさまざまな面を見る本 2』
 



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