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科学な本のご紹介:  私たちは今でも進化しているのか?

科学に佇む書斎
【2015/02/15】



私たちは今でも進化しているのか『私たちは今でも進化しているのか?』

糖質制限ダイエットのたぐいが跋扈してしまっている日本の巷へ、流行源流のアメリカから「それちゃいまんがな」科学ツッコミがやってきた!

科学の本食事や運動をはじめ、他のあらゆる生態について、私たちは唯一の「自然」なやり方を決めたがるが、そのようなものは存在しないし、自然なセ…クスのパターンもただ一つではない。

科学の本少数の男が優位に立ち、女性がおとなしく従うというパレオファンタジーは、誰もが夫婦になって決して浮気しないというのと同じくらい非現実的だ。人間は時代と場所により、さまざまな婚姻システムのもとで、うまく子孫を産み育ててきた。

科学の本動物における一夫一妻制は、たいてい、子どもの世話があまりにもたいへんで、片親だけでは育てられないときに進化する。人間も、その条件を間違いなく満たしている。

科学の本アカ族は中央アフリカにすむ狩猟採集民だ。
 狩猟採集民の父親が赤ん坊と過ごす時間は、農耕民族の父親より有意に長いという。そして西洋社会の父親は、両者の中間くらいに位置する。

科学の本食事や運動をはじめ、他のあらゆる生態について、私たちは唯一の「自然」なやり方を決めたがるが、そのようなものは存在しないし、自然な繁殖のパターンもただ一つではない。

科学の本垂水雄二 ”これさえ食べなければ、あるいはこれさえ摂取しておけばという論理は、一見説得力があり、暗示的効果もある。しかし、たいていまちがっている。ただまちがっているだけでなく、へたな健康法は時には命を脅かしかねない。”

科学の本垂水雄二 ”糖質制限ダイエットの源流は、アメリカで大流行しているパレオ・ダイエットと呼ばれるものである。旧石器時代(パレオリシック)の原始人と同じような生活をして健康になろうというのである。
 その前提になっているのは、原始人は穀物や糖分をとらず、肉を主食にしていたのに健康で幸せだったという思い込みだ。”

 






『私たちは今でも進化しているのか?』
 マーリーン・ズック
 文藝春秋
 


ここ数千年でヒトはどんだけ進化してしまったのかの各種研究成果を、最近の報告からいろいろと総括しながら、エセ進化医学と糖質制限伝説をあばいていくのであります。

ヒト進化の本だとおもって読み始めると、あちこちに「おかしなダイエット(パレオ・ダイエットや糖質制限)に対するツッコミ」が記されていてちょっと面食らうけど、うん、この手の錯誤言説の中では、比較的ツッコミしやすいネタが豊富で、ツカミネタとしてラクなんだよね → 糖質制限ダイエット界隈

同様の「今現在のヒト進化」テーマで楽しく読める
→●本『ヒトは今も進化している 最新生物学でたどる「人間の一生」』
との読み合わせもオススメ。




 →『ミニ特集:ヒト進化研究についての本 海外』
 →『ミニ特集:ヒト進化研究についての本 海外2』
 



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