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科学な本のご紹介:  中年の新たなる物語 動物学、医学、進化学からのアプローチ

科学に佇む書斎
【2014/12/22】



科学の本『中年の新たなる物語 動物学、医学、進化学からのアプローチ』

科学の本女性のほうが男性よりも、人生の残り時間を正確に認識している。男性のほうが、死ぬのは実際よりも先だと思いがちだ。
 また男女とも加齢とともに、死を実際よりも先と思いがちになる。

科学の本多くの人が直面するのが「皮下脂肪が縮む」という現象、特に顔の皮下脂肪が縮むことだろう。若い頃の顔の輪郭がなめらかでハリがあったのは、この皮下脂肪のおかげだったのだ。

科学の本中年期の無理なダイエットは(顔の)皮下脂肪の縮小をさらに進めてしまうため、ダイエットでやつれて一層老けて見えることにもなりかねない。

科学の本老眼というのは制御された発達プロセスの特徴をすべて備えている。35歳ではまれだが、50歳では全員に現れるのだ。

科学の本中年は他の年代と比べて認知力が高く、感情の反応が他の年代より鈍く、相手の感情に鈍感になっている。ここから、中年の独断には進化上の理由があると考えられる。

科学の本人類史を通じて、若者は新奇性・独創性・文化の変化に長け、中年は分析、計画・組織化・文化の継承を得意としてきた。
 この分業は社会的に課されたものではない。ライフステージごとに脳に起こる機能と構造の変化の、必然的な結果なのだ。

科学の本若者は「若者脳」から逃れられないし、中年は「中年脳」から逃れられない。成人の脳は発達を続けるが、発達の仕方は自由に選べない。



 


『中年の新たなる物語 動物学、医学、進化学からのアプローチ』
 デイヴィッド・ベインブリッジ
 筑摩書房
 


進化医学がらみで「中年」についていろいろ書くというおいしい営業に走ったこの著者のホームフィールドは「比較解剖学、生理学」。

そんでもって、この著者の前著はこちら。
→●本『X染色体 男と女を決めるもの』
どっちの本も、着眼点は面白いけど、けっこういいかげんな巷間ウケ狙いの(比較的無害な)すっとばし書きを連発している、そんな人なのであった。

「中年」なるものを再考させてくれる契機としては、たいへんおもしろいです。

 →『ミニ特集:高齢者は自分自身の未来』
 →『ミニ特集:高齢期を知る』
 →『ミニ特集:進化医学、進化精神医学』
 



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