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科学な本のご紹介:  第一次世界大戦

科学に佇む書斎
【2014/08/25】



第一次世界大戦Wikimedia『第一次世界大戦』

年間拝読ベスト本入り。
最近の研究成果で刷新されてきた歴史観を含めて、わかりやすくまとめられている。
この内容を、手軽な新書で読むことができるのは、ほんとにありがたい。

科学の本参戦を決定したすべての政府・軍部首脳には、世界大戦となるような大戦争をはじめるつもりはなかった。彼らの念頭にあったのは、19世紀型の戦争の延長上にある短期決戦であった。

科学の本現在では、「総力戦」は将来の戦争というより、第一次世界大戦以降の現代戦の特徴を指す用語になり、国家の物的・人的資源一切を戦争遂行のために動員する戦争という意味で広く使われている。

科学の本日本では総力戦という訳語が定着しているが、総力戦というと全国民がこぞって支える戦争というごく常識的な戦時体制の組織論と受け取られ、それがまったく新しい戦争観を示すことが理解されない恐れがある。

科学の本総力戦という概念(原語は直訳すれば全体戦争であり、こちらの方がより正確である)には、敵国民の絶滅への指向が含意されているのである。実際、総力戦は絶滅戦争と言い換えられるとみる解釈もある。

科学の本参戦国すべてで戦争は防衛戦であると宣言され、大部分の国民がそれを信じた。参戦各国では、国民の参戦反対や徴兵逃れもまたほとんどなかった。

科学の本開戦直後、参戦各国は自国の防衛・安全保障を戦争目的として掲げ、国民に団結を訴えた。ドイツ政府は、国土防衛以外の戦争目的についての議論を差し止めたほどである。






『第一次世界大戦』
 木村靖二
 ちくま新書
 筑摩書房
 


2011年『カブラの冬』を参照した上での、2014年の著述。

冒頭に、戦史観の歴年変化についての概要(時代によって第一次世界大戦についての把握がどう変わってきたかなど)が記されていて便利。

この本は→『2015年拝読本のベスト』に入ります。


第一次世界大戦当時、めっちゃ悲惨な飢餓に陥ったドイツ国民、その機序とは。

 →『ミニ特集:戦争と文化』
 →『ミニ特集:戦争と文化 2』
 →『ミニ特集:戦争を調べる』
 →『ミニ特集:戦争を調べる 2』
 →『ミニ特集:戦争を調べる 3』
 →『ミニ特集:太平洋戦争について語る本』
 →『ミニ特集:太平洋戦争について語る本 2』
 →『ミニ特集:武器、軍備』
 



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