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科学な本のご紹介:  第一次世界大戦

科学に佇む書斎
【2014/07/25】



第一次世界大戦Wikimedia『第一次世界大戦』

年間拝読ベスト本入り。
最近の研究成果で刷新されてきた歴史観を含めて、わかりやすくまとめられている。
この内容を、手軽な新書で読むことができるのは、ほんとにありがたい。

科学の本オーストリアでもロシア軍がガリツィアに侵攻すると、ウィーンには20万人の難民が流入した。西部の広大な領土を占領されたロシアでは、1915年末までに330万人の難民が生まれた。

科学の本ドイツ軍は伝統的に、都市部や工業地帯の「頑強な体力に欠け、近代思想や社会主義思想にかぶれた」労働者層より、「健康で、従順な」農村部の青年を好んで徴兵する傾向があった。

科学の本ホスゲン、イペリットと毒性の強いガスが次々と開発された。ドイツ・フランス両陣営ともに最後まで使用し続け、大戦後半では毒ガス砲弾の比率は全砲弾の30%になったといわれている。

科学の本毒ガス兵器開発者ハーバー(ノーベル賞科学者)の妻クラーラは、夫と同じ化学者であったが毒ガス兵器使用には激しく反対し、1915年5月、ハーバーが東部戦線の毒ガス戦視察に向かう日の朝、自殺している。

科学の本各列強とも、参戦の決定は皇帝・国王を含む一握りの政府・軍首脳によって下された。

科学の本各国の指導層に、最終的に参戦を決断させたのは、列強としての地位が危険にさらされているという、伝統的な列強体制特有の論理であった。






『第一次世界大戦』
 木村靖二
 ちくま新書
 筑摩書房
 


2011年『カブラの冬』を参照した上での、2014年の著述。

冒頭に、戦史観の歴年変化についての概要(時代によって第一次世界大戦についての把握がどう変わってきたかなど)が記されていて便利。

この本は→『2015年拝読本のベスト』に入ります。

第一次世界大戦当時、めっちゃ悲惨な飢餓に陥ったドイツ国民、その機序とは。

 →『ミニ特集:戦争を調べる』
 →『ミニ特集:戦争と文化』
 →『ミニ特集:太平洋戦争について語る本』
 



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