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科学な本のご紹介:  ミニ特集:新聞記者経験者さんはもしかしてスゴイ

科学に佇む書斎
【2015/09/08】

ふと思い起こしてみると、新聞記者として働いた経験を持つ人がものした著作って、大量の情報収集とその取りさばきの手腕がレベル幾つか図抜けてる感じがする。
科学研究関係者も大量の情報をまとめあげて著述することが多いけれど、新聞記者経験者さんの著作はそれらと比べて、社会関係(今の市井との関係)をよく踏まえた上で、ごくざっくばらんに伝えてくれる感がある。手堅くて親切。

「うわーこの本すごかったなー、あれ、この著者さんは新聞関係やってた人だ」と記憶に残っている範囲だけ、思い出せる範囲だけ、以下に並べてみます。



『地震と社会 「阪神大震災」記』 外岡秀俊 みすず書房

●一人でこれだけの厚みをまとめてしまえる力量、取材力、構成分析力。
 はんぱない本だ。
 短く紹介するのはおこがましいほど、記述が厚い。
 災害に言及するなら一度は読んでおけと言われるスゴ本。

こちらで紹介
→●本『地震と社会 「阪神大震災」記』



『天皇と葬儀 日本人の死生観』
 井上亮 新潮選書 新潮社

●皇室担当記者さんが既存の見解全部総括してくれてるような逸品で、とても便利。

こちらで紹介
→●本『天皇と葬儀 日本人の死生観』



『天皇陛下の本心 25万字の「おことば」を読む』
 山本雅人 新潮新書 新潮社

●宮内庁担当を経験した記者さんが、あらためて数多くの「おことば」をひもとき、数々のエピソードとともに、ときあかす。

こちらで紹介
→●本『天皇陛下の本心 25万字の「おことば」を読む』

同じ著者の本
→●本『天皇陛下の全仕事』



『赤ちゃんの値段』 高倉正樹 講談社

●引き取り手のいない、日本人の子が、異国の夫婦に養子として引き取られていく現場。
 養子引き渡しの仲介をする組織、そして業者。
 日本人は、「正常な家族」に属せない人間に対して、非常に冷たい。

こちらで紹介
→●本『赤ちゃんの値段』



『ぼくらの哀しき超兵器 軍事と科学の夢のあと』
 植木不等式 岩波現代全書 岩波書店

●アフリカの呪術から、われらが妄想の地震兵器まで!
 岩波書店の硬派雑誌『科学』に連載された、おもしろうてやがて哀しい超絶兵器計画・超発想攻撃手法のオンパレード・オムニバスだよ。
 冒頭から巻末まで、読みごたえのある名言迷言満載です。

こちらで紹介
→●本『ぼくらの哀しき超兵器 軍事と科学の夢のあと』




『日本人とオオカミ 世界でも特異なその関係と歴史』
 栗栖健 雄山閣

●人を襲って食った記録が多く残る18世紀。
 それ以前は「人食い狼」という表現は存在しなかった。
 そして、狂犬病の流行により、凶獣としてのレッテルが幅を効かす近世。
 生態系へのオオカミ再導入計画に対する警鐘、温故知新。

こちらで紹介
→●本『日本人とオオカミ 世界でも特異なその関係と歴史』



『ナメクジの言い分』
 足立則夫 岩波科学ライブラリー 岩波書店

●科学者ではなく、元新聞記者のプロジャーナリストさんが、ナメナメクジクジのさまざまな情報・科学・調査を教えてくれるよ。
 科学で研究できていないびっくり生態までレポートしてしまえて、ちょっとお得気分になれる本。

こちらで紹介
→●本『ナメクジの言い分』



『新聞消滅大国アメリカ』鈴木伸元 幻冬舎

●新聞社がなくなるとどうなるか。何が変わるのか。新聞を必要としていたのは誰だったのか。

こちらで紹介
→●本『新聞消滅大国アメリカ』



『わかりやすさの本質』
 野沢和弘 生活人新書 日本放送出版協会

●身内に知的障害者を持つプロの新聞記者さんが、障害者向けの新聞の編纂に携わり、大苦心!
 その現場叩き上げの感覚で、暖かくも実践的な「誰にでも確実に伝える」技術をこの本に凝縮してくれた。
 意外とプロでも把握してないコツはこれだ!

こちらで紹介
→●本『わかりやすさの本質』


記者さんたちの底力。
貴重な人材は大切にせんならん。

あと、マスメディアという枠に広げて見るならば、こちらのテレビプロデューサーさんの情報ピン刺し能力もモノスゴイ感動ものでした。
→●本『全国アホ・バカ分布考』 松本修



 
 →『ミニ特集:社会を調べる本』
 →『ミニ特集:ものごとの調べ方、取材の本』

 →『ミニ特集:科学の書き方の本』
 →『ミニ特集:科学の書き方の本-2』
 



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本にはもっともっとたくさんの情報がならんでるよ!
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