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科学な本のご紹介:  ミニ特集:海・山・川はどうしてできたのか

科学に佇む書斎
【2015/08/24】

  

薩摩硫黄島硫黄岳 JAMSTEC(海洋研究開発機構)の藤岡先生による海・山・川の、手軽に読める新書三部作。
地球と地形の入門トリビアいろいろ載ってます。


『山はどうしてできるのか ダイナミックな地球科学入門』
 藤岡換太郎 講談社ブルーバックス

科学の本山は動かないものとみなさんは思っているはずです。しかし、人間の時間尺度では動かないように見える山も、地質学的な時間尺度で見れば、動いているのです。

科学の本花崗岩の際立った特徴の一つは、その岩体の大きさです。なかには100km2以上にも及ぶ巨大なものがあって、それらは「バソリス」と呼ばれています。
 アメリカ西部にあるネバダバソリスは有名ですが、世界最大のものはカナダのブリティッシュ・コロンビアにあるコーストレインジバソリスで、なんと長さ2000km、幅200kmにも達します。これはほぼ日本列島全部の大きさに相当します。

 ┗ コースト・レンジ Coast Range(海岸山脈)

リンク バソリス(batholith) - Wikipedia
 ┗ 深成岩の形のひとつ。 底盤(ていばん)とも呼ばれる。 地下5〜30km程度で固まったマグマの塊で、面積100km2以上のものをいう。

科学の本結晶が大きい花崗岩は、温度差で結晶の隙間が広がりやすく、やがてぼろぼろに風化して砂になります。それが真砂(まさご)です。京都の東山連峰をつくる花崗岩はまた、真砂の産地でもあります。

科学の本盛岡と白河を結んだ線より東の北上山地では正の重力異常があり、西では負の重力異常があって構成する物質がまったく異なります。
 北上山地は5億年も前の古い岩体や花崗岩などの重い物質からできているのに対して、西側は現在の火山フロント、つまり若い火山岩でできているため温度が高く全体として軽いため、密度のギャップが生じ、境界部に重力異常の線ができるのです。







『海はどうしてできたのか 壮大なスケールの地球進化史』
 藤岡換太郎 講談社ブルーバックス

科学の本なかでも、ベルム紀末の場合は規模が桁ちがいでした。なんと、種の96%が絶滅したのです。現在、地球上に生息している生物は、このときに生き残ったわずか4%の種から派生したものです。

科学の本ウランは酸素があるとただちに酸化されてしまいます。24億5000万年前のものと見られるウランの鉱床が見つかっているということは、24億5000万年前の大気には酸素はほとんどなかったことを示しています。

科学の本海底の地形は陸上よりもはるかに大規模です。そして、そこで起きる現象も、陸上で暮らすわたしたちの想像を絶します。
 記録に残っている、海底地滑りで動いた堆積物の最大体積は約2万立方kmといわれます。このような巨大現象によってかたちを大きく変えながら、海底は陸上とはまったく違う姿になっていったのです。

科学の本長石という鉱物は、風化や雨水などによる化学的な侵食などで分解すると、粘土鉱物に変化します。その際にナトリウムを放出し、それがイオンとなって川の水に溶け込みます。それが海に注がれます。
 海には火山活動によってたえず塩酸が供給されています。塩酸は塩素と水素の化合物です。海に運ばれたナトリウムはこの塩素と結びつき、塩化ナトリウムをつくるのです。すなわち「塩」です。








『川はどうしてできるのか 地形のミステリーツアーへようこそ』
 藤岡換太郎 講談社ブルーバックス

科学の本地下水は地表に存在する水よりもはるかに多く、地球上のすべての河川の水量と比べると、約4800倍にもなることがわかっています。ほとんどの川は、地下を流れているといってもよいのです。

科学の本富士山に降った雨や雪融け水はすべて、表面をおおう玄武岩溶岩の割れ目や穴を通して山体の中へ浸みこんでしまうのです。富士山の表面に川がまったく見られない理由は、ここにあります。

科学の本沖縄本島北部にある本部半島の本部町には、塩水が流れている川があります。名前もそのものずばり、塩川です。
 全長約300m、川幅約4mと規模は小さいのですが、日本で唯一の塩分の高い河川として、沖縄が日本に返還された1972年5月15日の当日に、天然記念物に指定されました。

科学の本海底谷(川の流れ)が陸上から海底に運び込む堆積物の量はとてつもなく、南海トラフには2000m以上もの厚さの堆積物があります。相模湾の中央にも4000m以上も堆積物がたまっています。富士山より高く積もっているのです。




 

2015 Satsuma-Iojima Iodake.jpg薩摩硫黄島硫黄岳
By 名古屋太郎 CC 表示-継承 3.0, Link



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