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科学な本のご紹介:  ミニ特集:人類学や文化研究の本-編纂4

科学に佇む書斎
【2015/07/29】


『文化人類学20の理論』
 綾部恒雄 編 弘文堂

●文化人類学の授業で重宝する佳品。

こちらで紹介
→●本『文化人類学20の理論』



『公共人類学』 山下晋司 編 東京大学出版会

●市井との乖離が深まり存在感が極薄に陥った日本の文化人類学。
公共性を取り戻すべく、掲げられたのが、この呼称「公共人類学」だ。

こちらで紹介
→●本『公共人類学』



『資源人類学 第2巻 資源化する文化』 山下晋司 編 弘文堂

● ローカルな「文化」がグローバルな「欲望の応酬」に巻き込まれて踏みつけにされる、外部と折り合うために工夫したり変質する、いろいろな各国の「!」がレポートされる。
 文化を見る目はたしかですか?

科学の本清水展 ”アメリカにおいて文化資源という言葉が頻繁に用いられるようになったのは、1970年代の初頭からであり、当時は保存考古学と称していたものを、「文化資源マネジメント」と呼ぶようになったのである。”

科学の本岩本通弥 ”「ふるさと文化再興事業」: 農村という存在自体が、祭りや民俗芸能をはじめ「日本文化の継承能力の場」であり、「伝統文化を保存する場」であって、都市民にとってもそれは「心のふるさと」だと位置づけられていく。”

科学の本バイオッキ育子 ”メロン、スキー場、映画祭と、関係性の薄い要素を「炭鉱」に替わる「シンボル」として次々に掲げるが、事業への巨額の投資と放漫な経営が崇り、夕張市の財政状況は自転車操業へと陥る。”


 → 『ミニ特集:創られた伝統・企画演出され伝統扱いされるナニカ』


『現代人類学のプラクシス 科学技術時代をみる視座』
 山下晋司, 福島真人 編集  有斐閣アルマ

科学の本猪瀬浩平 ”終戦後、今なら身体障害者といわれる人間も、ムラの一員として豆の殻むきやトマトの皮拭きの仕事をしていた。それが都市化と機械化で仕事を失い、「表に出せない」存在になった。”





『人類学とは何か 言語・儀礼・象徴・歴史』
 松原正毅 編 日本放送出版協会

科学の本崎山理 ”外界の生物と無生物を区別する言語にアンダマン語、北アメリカのアルゴンキン諸語、ニューギニアのサルトユイ語、ヴェトナム語などがあり、また日本語の「いる・ある」にもその痕跡が残っている。”

科学の本松原正毅 ”74年に創設された国立民族学博物館は、博物館であると同時に民族学の研究所でもある。現在では、60人以上の研究者を擁する世界でも最大規模の人類学関係の研究機関となった。”


 

『平等と不平等をめぐる人類学的研究』 寺嶋秀明編 ナカニシヤ出版

科学の本寺嶋秀明 ”平等が時代の影響を強く受けてきたことは明白であるが、同時に文化の制約を強く受けるものでもある。ある文化において求められる平等が、他の文化ではまったく省みられないこともよくある。”

科学の本池上良正 ”きわめて図式的にいえば、仏教は、在来の〈祟り-祀り たたり-まつり〉システムのうえに、独自の〈供養〉システムをかぶせることによって、民衆教化を推進したのである。”

科学の本池上良正 ”理念的にいえば、仏教による救済とは、個別的な当事者間の恩讐の彼方に、真理の法を悟った者同士による、真に「平等」な慈悲の関係を築き直すものである。”


目次:
寺嶋秀明
 人はなぜ、平等にこだわるのか
 平等・不平等の人類学的研究
北西功一
 狩猟採集社会における食物分配と平等
 コンゴ北東部アカ・ピグミーの事例
関本照夫
 不平等社会に見る平等への契機
 ジャワ農村の事例
杉山祐子
 消えた村・再生する村
 ベンバの一農村における呪い事件の解釈と権威の正当性
風間計博
 キリバス南部環礁における物資欠乏下の「平等」
 窮乏の回避を軸にして
池上良正
 ねたむ死者たちの力
 日本の民衆宗教史に見る平準化の規範
菅豊
 平準化システムとしての新しい総有論の試み
西田正規
 家族社会の進化と平和力
 家族・分配・平等性


 →『ミニ特集:人類学や文化研究 海外』
 →『ミニ特集:人類学や文化研究のギアツ』
 →『ミニ特集:人類学や文化研究の編纂書 その1』
 →『ミニ特集:人類学や文化研究の編纂書 その2』
 →『ミニ特集:人類学や文化研究の編纂書 その3』

 →『ミニ特集:創られた伝統・企画演出され伝統扱いされるナニカ』
 →『ミニ特集:創られた伝統・企画演出され伝統扱いされるナニカ 2』

 



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