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科学な本のご紹介:  深海生物大事典

科学に佇む書斎
【2015/02/22】



科学の本『深海生物大事典』

これ数多くある深海ものの本の中でも、かなりステキな編集ですよ。
深海生物の姿を印象付けることを最優先。
添えられるのは、サイズ感が直感的に把握できる親切アイコン。
分布震度がすぐわかるサイドメーター。
餌の種類もアイコン表示。
解説文も興味しんしんっ。

科学の本ダイオウグソクムシの頭部には三角形の複眼が2つ付いているが、この複眼の大きさは、エビやカニを含めた甲殻類の中でも最大級である。

科学の本ゴマフイカ科の仲間は全て、左右の眼が非対称で、左目が大きいことが特徴である。この大きさの異なる眼で海の中の上と下を見ているのではないかと考えられている。







科学の本発光細菌はアンコウの発光腺から分泌される栄養や酸素を頼りに生きている。また、人間の手でこの細菌を培養しても光らないため、発光のメカニズムにはアンコウの分泌する物質が重要な意味を持つと考えられている。

科学の本樽の材料は、ゼラチン質の身体を持つヒカリボヤやサルパなどの生物である。オオタルマワシは彼らの中身だけを器用に食べて、自分の樽として再利用する。





科学の本スケーリーフッ卜(Scaly Foot:鱗のある足)は、黒い鱗を足にびっしりとまとった奇妙な巻き貝だ。まだ正式には新種記載されていないが、ウロコフネタマガイという和名もある。
 ┗ まだ学名がない!

科学の本体内に住む微生物が硫化水素を燃やして有機物を作り出して、ハオリムシはその有機物だけで生きている。つまりハオリムシは「なにも食べずに生きることができる」驚きの生き物なのだ。

科学の本2014年に発表された追跡タグを用いた調査の結果によると、アカボウクジラの潜水深度は最大で2992m、時間にして、なんと138分間であった。マッコウクジラの潜水時間が長くても90分程度であることを考えると、驚異的な潜水時間である。

科学の本我々の腸に住んでいる大腸菌も、水深5000mの高圧下で生きる能力をもっている。



 


『深海生物大事典』
 佐藤孝子
 成美堂出版
 


図鑑形式だけど、判型はコンパクトでそのぶん便利。

深海生物の「不思議さ」を強調するように編まれてます。
また、不鮮明な画像を、漆黒の画面に映えるようにビビッドに掲載することを目的として仕上げられているわけで、一部フォトショっぽい描き足しをされているイカもあったりするのはご愛嬌。


この本は→『2015年拝読本のベスト』に入ります。




ここで突然、みんな大好きハオリムシ コーナー



えのすい=江ノ島水族館


 →『ミニ特集:深海を科学する本』
 →『ミニ特集:深海を科学する本 2』
 →『ミニ特集:深海を科学する本 3』
 →『ミニ特集:海を科学する』
 →『ミニ特集:魚を科学する本』
 →『ミニ特集:魚を科学する本 2』

 



このページ 『深海生物大事典』 は以上です。
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