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科学な本のご紹介:  死を悼む動物たち

科学に佇む書斎
【2014/09/16】



泣き猫LG『死を悼む動物たち』

愛着の対象を突然失うこと。
それはもしかしたら、命の危険が今まさに迫りつつあるサインなのかもしれないわけで、危機の気配に、生き物の生理反応は非常事態モードに突入する。

科学の本マーセラもまた、「仲間の遺体と対面する機会を設けると、馬の多くは鳴き声をあげることが少なくなり、不安もおさまって、平常な状態にすみやかに戻れる」と書いている。
 死んだ仲間の姿を生き残った馬に見せるのは、そうすることで、残された馬が情況を受け入れるサポートができるからなのだ。

科学の本ウサギのなかには失意から簡単に抜け出せないものがいる。動物の多くがそうであるように、仲間の死に出会うとウサギもまた激しいうつ状態におちいってしまうのだ。あまりにも激しい場合、まったく食事が口にできなくなり、ついには餓死にいたることさえある。






科学の本スンギール遺跡で発掘されたふたりの子どもの遺体は日本でも目にすることができる。精巧なレプリカだが、東京上野の国立科学博物館に常設展示されているのだ。

科学の本カレン・ウェイジャースミス ”「悲しみ」は、進化を重ねてきた体に組み込まれたプログラムで、病気になったときの体の反応に似ています。大切な神経細胞を修復する作業を通じて、快方に向かおうとしているのです。”








『死を悼む動物たち』
 バーバラ・J.キング
 草思社
 


動物行動学について、もしくは投影心理について、どのくらい詳しく知っているか、によって、読み手が受ける印象が大きく変わってきそうな内容の本。
読み手それぞれのレベルで、得るものはあるだろうけれど、読み手それぞれのレベルの間をつなぐ感じにはならなさそうな…。

とりあえず、「ペットの感情」について考えてみたい人には、この本は助けになると思う。

逆境反応(おびえ・不安)がひどすぎると死に至る、そんな重篤なストレス反応については
→●本『人間と動物の病気を一緒にみる 医療を変える汎動物学の発想』
がわかりやすく書いている。

進化心理学を援用して動物心理っぽくヒトの悲しみ反応を講釈する
下園壮太●本『人はどうして死にたがるのか』
と読み合わせてみるといいかもしれない。

 →『ミニ特集:動物研究の本 2』

 →『ミニ特集:犬猫ペット』
 →『ミニ特集:ヒトと動物の関係の本』
 →『ミニ特集:ヒトと動物の関係の本-2』
 →『ミニ特集:ヒトと動物の関係の本-3』
 →『ミニ特集:ヒトと動物の関係の本 4』
 →『ミニ特集:動物愛護・動物の権利を考える』
 



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