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科学な本のご紹介:  大切な人を看取る作法

科学に佇む書斎
【2014/11/16】



大切な人を看取る作法『大切な人を看取る作法』

数多くの死に立ち会ってきたターミナルケアの先生が、「死にゆく人は、このようなようすを経て、死に至る」をまとめて記してくれた。

ああ、老衰で身罷ったネコたちは、たしかにこんな経過で最後の時を迎えていたなぁ、と思い当たるし、死に目に会えなかったあの人も、ああ、このような経過をたどって、生を終えたんだろうなぁと、何か、欠け失っていた過去の物語の補填を、この本がしてくれる部分もある。

いままで、いくつの死の看取りをしてきましたか。
これから迎える死に、覚悟はできていますか。

科学の本余命24時間前付近が、苦痛が最大となり、鎮静(最低限間欠的なものでも)を考慮すべき時間帯である。せわしなく体を動かされたり、足が重だるく感じて看護者に動かしてほしいと希望されたりすることがよくある。

科学の本苦顔や体動が消えれば、余命は多くが数時間程度(長くてもおおよそ24時間以内)であり、万一苦痛があったと仮定しても、あとわずかの時間でそこからは解放されるはずです。




 

科学の本余命が数分となると、また新しい変化が出ます。余命が残り数時間の場合の呼吸は、それより前と同様に、一般的には浅く速いことが多いです。それが、突然ゆっくりになります。

科学の本呼吸は次第に呼吸補助筋といって普段呼吸をする際の主力ではない筋群が中心となって呼吸をするようになりますから、横隔膜を使った深い呼吸ではなく、胸の上のほうや首のあたりが動くような浅い(胸自体があまり動いていない)呼吸に変わってきます。

科学の本余命数分となると決定的に変化します。下顎を上げるような呼吸(下顎呼吸)となり、1分あたりの呼吸回数が数回程度となるのです。この呼吸が、人の最後の呼吸です。




科学の本死に至るまでの経過は、がんの場合は最後がおおよそ急坂になるので、わかりやすいのです。一方で認知症の場合は少しずつ少しずつ悪くなるので、どこが最後なのかわかりにくいのです。

科学の本「死んだ後どうしたら良いですか?」「いよいよ死が近いですね」などとご家族や医療者が患者さんの傍で話すことは、全部聴こえている可能性があるということです。
 皆さん、どうか十分気をつけてください。そして逝く人にきちんと配慮してあげてください。





 


『大切な人を看取る作法』
 大津秀一
 大和書房
 


この本で描かれる絶命への過程は、主に病死や衰弱死での穏やかな看取りのケースなのだけれど、
→●本『トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか』
で命を落とした人々の状況(死ぬ前のようす)と重ね合わせると、かなりゾワッとする。



リンクNHKスペシャル 老衰死 穏やかな最期を迎えるには 2015年9月

 →『ミニ特集:終末期の本』
 →『ミニ特集:生死の本 その1』
 →『ミニ特集:生死の本 その2』
 →『ミニ特集:日本人の死の民俗学』
 →『ミニ特集:遺体の変化を知る本』
 



このページ 『大切な人を看取る作法』 は以上です。
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