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科学な本のご紹介:  ミニ特集:遺伝子捜査、DNA鑑定

科学に佇む書斎
【2015/06/14】


『DNAは知っていた』
 サマンサ・ワインバーグ 文春文庫 文芸春秋

●ヘレナ・グリーンウッド殺人事件と遺伝子捜査の歴史を追った実話ドキュメンタリー。
 単純に考えると、無実を訴える罪人の半数以上は本当に無実!
 イノセンス・プロジェクトをはじめとして、犯罪捜査上のDNA検査の歴史とドラマがぎゅっと詰まっている一冊。

科学の本私が耳にしていたところでは、陪審というのは、この義務から逃げ出す才覚のない人々で構成されていると言われているそうだ。

科学の本DNAは、ポーカーでの揃い絵札のようなもの。DNAという証拠を握っている者は勝利を約束されていて、多くの場合、相手はゲームが始まらないうちに黙ってカードを伏せて勝負を降りてしまう。




『DNA鑑定は「嘘」をつく 科学捜査員の事件ファイル』
 山崎昭 主婦の友新書 主婦の友社

●日本有数の民間科学鑑定機関である法科学鑑定研究所に舞い込んだ鑑定依頼の中から、選りすぐりのエピソードを紹介。

科学の本限られた予算では、必要な鑑定ができるとは限らない。この傾向が進むと、裁判で金持ちが圧倒的に有利になってしまう。現にアメリカでは、金持ちが裁判で絶対的に有利な現状がある。


著者は「民間の法科学鑑定機関」なる会社組織『法科学鑑定研究所』の代表責任者さん。「民間の法科学鑑定機関」であるからには、商売本意でふつうにお客さん募集中。宣伝もしぃの、商売もしぃの。これもできますよ、あれも請け負いますよ、とハイテクアピールばりばり、サイトも明朗会計でございます。

そんな最先端っぷりとは裏腹に、本書には随所に世間のしがらみとか、無料で鑑定してあげた人情話にゆるポリシーな告白とか、しみじみする昭和っぽい小話がたくさん並んでるんだよね。
どうも、この本は、この社長さんがふだん使っている「商談上のクライアント向け小話」を集めた本なんじゃないかな。
読んでてこんなコピーが脳裏に浮かんでしまうし。

  『ゆるゆるーな「しがないおっさんCSI」』

ものすごく孤独のグルメやモーニングやイブニングネタっぽい味わいの本です
 goo



『DNA鑑定 その能力と限界』
 勝又義直 名古屋大学出版会

●我が国の第一線の先生がまとめてくださっています。
 お硬い、堅実な内容です。

こちらで紹介
→●本『DNA鑑定 その能力と限界』



『法と遺伝学』 和田幹彦 編
 法政大学現代法研究所叢書
 法政大学現代法研究所 / 法政大学出版局 

●遺伝子診断やDNA検査、国の生命倫理指針などをめぐる問題意識が、各方面からの専門家によって綴られます。

こちらで紹介
→●本『法と遺伝学』


冒頭2冊の
『DNAは知っていた』
『DNA鑑定は「嘘」をつく 科学捜査員の事件ファイル』
は、一般読者向けでエンタメ性のあるオススメ本です。

 →『ミニ特集:犯罪捜査研究の本』

 →『ミニ特集:遺伝と病、当事者と専門家の心構え』
 →『ミニ特集:遺伝医療と倫理あれこれ』
 →『ミニ特集:遺伝子バイテク時代と差別』
 →『ミニ特集:遺伝の病のミステリー』
 →『ミニ特集:遺伝をめぐる科学の本』
 →『ミニ特集:遺伝の研究成果を語る本』
 →『ミニ特集:遺伝の研究成果を語る本 2』
 →『ミニ特集:遺伝の研究成果を語る本 3』
 



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