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科学な本のご紹介:  ミニ特集:ヒトと動物の関係の本 その4

科学に佇む書斎
【2015/06/10】

鳥獣害ゼロへ
『鳥獣害ゼロへ! 集落は私たちが守るッ』
『日本の動物園 Natural History』
『人と動物の日本史 1 動物の考古学』
『里のサルとつきあうには 野生動物の被害管理』
『ヤギの科学』 シリーズ〈家畜の科学〉3
『人と魚の自然誌 母なるメコン河に生きる』



『鳥獣害ゼロへ! 集落は私たちが守るッ』
 日本農業新聞取材班 こぶし書房

●表紙はほんわかしているけれど、中身は手軽なノウハウどころか、けっこうガチな当事者・メーカー・グッズ情報満載。
 記述は新聞連載テイストで読みやすい。
 自分たちで工夫できる事例もあれば、イノシシ撃退ロボットや、赤外線センサーで獣を感知しでメール通知をくれるハイテク製品、大手警備会社が提供する「わな監視システム」などなど各種最新グッズ・サービスの紹介も。
 駆除したシカ肉を、無駄なく「ペット用鹿肉ジャーキー」として販売する会社など、まだまだ工夫の余地はあるんだなあと面白い。

科学の本滋賀県長浜市余呉町では、生産者ら地元住民有志が今年度から、一部の耕作放棄地に獣害を受けにくい赤ジソ栽培を始めた。シソ栽培で獣害対策と所得向上の”一石二鳥”を狙う。

その余呉町のシソ
   ↓
 ┗ 【えごま】はシソの一種。


『日本の動物園 Natural History』
 石田戢(おさむ) 東京大学出版会

●著者は上野動物園勤務、1998年以降に井の頭自然文化園園長、葛西臨海水族園長・多摩動物公園副園長を歴任、帝京科学大学生命環境学部アニマルサイエンス学科教授、そして現・千葉市動物公園の園長。
 動物観研究会の設立メンバーでもあり、ヒトと動物の関係学会会長もつとめる。
 2008年に『現代日本人の動物観』で近年の日本におけるペット観の激変について報告し、2009年の『ヒトと動物の関係学』にも寄稿。

 本書『日本の動物園』は、大学授業用な動物園学概説系の硬い本。
 別著の『現代日本人の動物観』は一般向けでおもしろいよ。

科学の本たとえば、のぼりべつクマ牧場は、クマから採れる胆汁などを製品化して、観光と研究を合わせた施設となっている。
 これらの動物園は、入園者収入だけでは収支が成り立たちにくい民間動物園が、産業開発と結びつけて経営した動物園の始まりであろう。

科学の本国際的な動物園界における日本の立場は微妙である。主要な園が自立した体制になっていないことや、言語的障害が大きいことなどが根底にあり、キリスト教的使命感にあふれた欧米諸国とは討論になりにくい。



同じ著者の本
→●本『現代日本人の動物観 動物とのあやしげな関係』
→●本『ヒトと動物の関係学 動物観と表象』





『人と動物の日本史 1 動物の考古学』
 西本豊弘 編 吉川弘文館

こちらで紹介
→●本『人と動物の日本史 1 動物の考古学』



『里のサルとつきあうには 野生動物の被害管理』
 室山泰之 生態学ライブラリー 京都大学学術出版会

こちらで紹介
→●本『里のサルとつきあうには 野生動物の被害管理』



『ヤギの科学』 シリーズ〈家畜の科学〉3
 中西良孝 編 朝倉書店

こちらで紹介
→●本『ヤギの科学』


 

『人と魚の自然誌 母なるメコン河に生きる』
 秋道智彌・黒倉寿 編 世界思想社教学社

●読後感がじんわり楽しい、滋養あふれる自然誌。
 東南アジア、メコン川流域の暮らしに見る水産資源とのつきあい方を、将来の展望も含め様々な角度から、経験豊かな研究者さん達が述べ綴る。

こちらで紹介
→●本『人と魚の自然誌 母なるメコン河に生きる』


 →『ミニ特集:ヒトと動物の関係の本 その1』
 →『ミニ特集:ヒトと動物の関係の本 その2』
 →『ミニ特集:ヒトと動物の関係の本 その3』

 →『ミニ特集:動物愛護・動物の権利を考える』
 



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