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科学な本のご紹介:  ミニ特集:動物愛護・動物の権利を考える

科学に佇む書斎
【2015/06/10】


『動物からの倫理学入門』 伊勢田哲治 名古屋大学出版会

●ベンサムの功利主義からミッジリーの徳倫理学まで、どんな論争を経て今の「動物愛護/動物福祉」国際規範ができあがってきているのか、チェックしておこう。
 読み手の脳力が試される内容みっちり本。

こちらで紹介
→●本『動物からの倫理学入門』


 
『動物園にできること 「種の方舟」のゆくえ』
 川端裕人 文芸春秋
 好評につき、文春文庫版が出ています。

●90年代、日本の動物園システムはこんなに後れを取っていた!
 海外の各地の動物園を体当たりレポート。
 生態展示など、最先端の展示方法を取り入れ始めた海外の目覚ましい事例を、熱い語りで数々紹介。生物種の保存活動を含めた先進動物園のありように目が眩みながら、日本の動物園はなぜこうなのか、深く憂う。

科学の本川田健 ”日本の動物園は専門家集団じゃないんです。それが問題です。たいてい地方自治体が所有しているから、園長は数年ごとに腰掛けでやってくる。それが諸悪の根源で、組織というものはトップの能力以上のものにはなりえない。
 よく勉強をしている飼育係はたくさんいます。しかし、彼らは動物園のヒエラルキーのなかでは最下層だ。”
 ※90年代の話

科学の本自治体が運営する動物園は、多くの場合、「公園局」「緑政局」といった公園行政の一環とみなされていて、公園や緑地とは違った動物園固有の役割にもとづいた運営など望めないようにできている。

科学の本日本の動物園には専門の教育者がほとんどいないし、獣医以外に自然科学系の訓練を受けた専門家の人材も少ない。


● で、旭山動物園が生体展示で大ブレイクするのは、この本の出版のあとなわけで、アップデート版がほしいというか、えーと、そうか、その後の文春文庫版には「日本国内の動物園の最新動向について」が加筆されているのだそうです。
 ということで、当該書は文庫版オススメ。


『ヒトはなぜペットを食べないか』
 山内昶 文春新書

こちらで紹介
→●本『ヒトはなぜペットを食べないか』


●書影
『なぜサルを殺すのか 動物実験とアニマルライト』 デボラ・ブラム

科学の本研究者は動物を「犠牲にする」あるいは「安楽死させる」のであって、「殺す」のではない。「殺す」という表現を用いる書き手は、扇動的であるとして研究擁護者から批判される。

科学の本動物擁護団体は、科学者を発見とノーベル賞のことばかり考えていて目の前にいる動物のことを少しも考えない白衣を着たロボットであるかのように表現する。

科学の本トッドは、科学界は矛盾する二つの方法を採用したがると訴える。すなわち、役立つ結果が出た場合は動物をモデルとすることに最大の信頼をおき、思わしくない結果が出た場合は最大の疑念をもつのである。




『魚は痛みを感じるか?』
 ヴィクトリア・ブレイスウェイト 紀伊國屋書店

●あちらのお国は、生命倫理の基準が東洋と異なって「意識」と「痛み」が「最重要な基準」になっているから議論が異文化コースになりやすいし、まんま真に受けるとややこしいドツボに陥る。

こちらで紹介
→●本『魚は痛みを感じるか?』


アスペルガー症候群の女性であり、家畜動物の福祉について研究する動物学者としても有名なグランディンさんの著書。


こちらで紹介
→ ●本 『動物感覚 アニマル・マインドを読み解く』 テンプル・グランディン


こちらで紹介
→ ●本 『動物が幸せを感じるとき』 グランディン/ジョンソン


 →『ミニ特集:ヒトと動物の関係の本』
 →『ミニ特集:ヒトと動物の関係の本-2』
 →『ミニ特集:ヒトと動物の関係の本-3』
 →『ミニ特集:ヒトと動物の関係の本 4』
 



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本にはもっともっとたくさんの情報がならんでるよ!
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