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科学な本のご紹介:  ミニ特集:不妊治療、生殖技術についての本 その2

科学に佇む書斎
【2015/05/14】

病院Mozilla
『わが子よ 出生前診断、生殖医療、生みの親・育ての親』
『文化としての生殖技術 不妊治療にたずさわる医師の語り』
『生殖技術 不妊治療と再生医療は社会に何をもたらすか』
『生殖医療と家族のかたち 先進国スウェーデンの実践 』
『いのちを選ぶ社会 出生前診断のいま』



『わが子よ 出生前診断、生殖医療、生みの親・育ての親』
 共同通信社社会部編 現代書館

●共同通信社がじっくり取材とインタビューを重ねてくれた。
 遺伝障害の我が子を愛おしいと思う自分、障害児を産むことを恐怖する差別、養子である自分を偽り続ける子、もうさまざまな立場の人達が、「それを経験したことがないあなたに」語りかける。

 判断をするのは、彼ら体験者の言葉に耳を傾けてからでも遅くはない。すでに体験者は大勢いる。大勢いる体験者の話を聞いてからでも、判断は遅くはないんだ。





 
■生殖医療の社会面・文化面を追い続ける柘植あづみさん


『文化としての生殖技術 不妊治療にたずさわる医師の語り』柘植あづみ

科学の本文化人類学のエスノグラフィー(民族誌)には、妊娠・出産に関わる親が、社会的な親となるとは限らない文化がいくつも報告されている。

科学の本日本の文化的・社会的特殊性が語られる際には、世論調査や意識調査の結果で多数を占める側を、「日本」や「日本人」の性質だと一括してしまうことが少なくない。




『生殖技術 不妊治療と再生医療は社会に何をもたらすか』
 柘植あづみ みすず書房

科学の本「子どもが欲しいのにできない」状態が病気とみなされ、「治療」の必要性が強調されるようになったのは、生殖補助技術が広く使われるようになってからである。
 言い換えれば、不妊に対処する技術ができたために、不妊が医療の関心事になり、治療すべき状態になったのである。この状態を不妊の医療化と呼ぶことができる。

科学の本為政者にとっては、人口増加を意図する際にも、出生抑制をとる場合にも、女性の身体が管理の対象だったため、生殖はきわめて政治的な権力闘争の場でありつづけてきた。





科学の本先進諸国のほとんどでは、30〜60%が婚姻関係にないカップルから生まれる子であり、数字が一桁の国は日本だけ。



こちらで紹介
→●本 『 生殖医療と家族のかたち 先進国スウェーデンの実践 』



『いのちを選ぶ社会 出生前診断のいま』
 坂井律子 NHK出版

●取材の力の凄さがガンガンくるスゴ本。
 これだけの問題があってなお、庶民もマスコミもなんも議論も知識もなくやってきてる現状…。

こちらで紹介
→●本『いのちを選ぶ社会 出生前診断のいま』


→『 ミニ特集:妊娠やお産の文化・社会面についての本 』
 ┣ 『出産の文化人類学 儀礼と産婆(増補改訂版)』 松岡悦子
 ┣ 『妊娠を考える 〈からだ〉をめぐるポリティクス』 柘植あづみ
 ┗ 『世界の出産 儀礼から先端医療まで』 松岡悦子・小浜正子 編 勉誠出版

 →『ミニ特集:不妊治療、生殖技術についての本 温故知新』
 →『ミニ特集:妊娠やお産の文化・社会面についての本』
 →『ミニ特集:出産を文化人類学する松岡悦子さん』
 



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