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科学な本のご紹介:  ミニ特集:日本の性習俗、男色文化

科学に佇む書斎
【2015/04/22】


『男色の民俗学』 礫川全次編 歴史民俗学資料叢書 批評社

●主題に関する古今のテキスト資料を、解説とともに収録。
 基本、資料集なんだけど、いかんせんどれもこれも興味しんしん過ぎだぁ。

科学の本近代以前の日本の歴史において、男色は賞賛され肯定されることはあっても、批判され否定されることはほとんどなかった。男色をハッキリと批判した論文が現れたのは、実に明治末期のことであった。



こちらで紹介
→●本『男色の民俗学』


『男色の日本史 なぜ世界有数の同性愛文化が栄えたのか』
 ゲイリー・リュープ 作品社

●はるか昔の前世紀末に原書が出版され、その20年後(!)にしてようやく邦訳が出た「すさまじい内容」の濃厚研究書。

 過去の日本の性習俗について無知な日本人が跳梁跋扈しているいっぽうで、異国の人々は20年前から、これを読んで日本を知っていた。
 この事実は、深く踏まえておこう。

科学の本結婚も含めた異性愛関係は男性間の性行動と両立できるもので、補完するものだとさえ見なされていたらしい。江戸社会では両性指向が普通の状態だったようだ。



こちらで紹介
→●本『男色の日本史 なぜ世界有数の同性愛文化が栄えたのか』



『浮世絵春画と男色』 早川聞多 河出書房新社

●日本の春画は、貴重な「図書館で借りることができる無修正の美術資料」。
 日本の過去を知らずして、日本の性愛を語る事なかれ!

 絶版のようですが、よりによってふつうに図書館で借りることができたりする本です…借りに行く度胸があればw



『江戸の男色 上方・江戸の「売色風俗」の盛衰』
 白倉敬彦 新書y 洋泉社

●手軽な新書で、無修正画像込みの日本史を学べます。

科学の本当時の男性は、男・女をそれほど区別することなく、趣味の程度で選択していたところがある。同じように、女性の前門・後門についてもあまり区別がなく、肛交についての抵抗感がきわめて低い。



こちらで紹介
→●本『江戸の男色 上方・江戸の「売色風俗」の盛衰』



『薔薇よ永遠に 薔薇族編集長35年の闘い』 伊藤文学

●巻頭に収録された、美輪明宏氏の寄稿が超震撼もの。三島由紀夫の切腹の美学と『愛の処刑』評論ほか【美学】が前面に出ている模索考察エッセイ集。口絵には歴代の男色イラスト作品を潤沢に収載。

こちらで紹介
→●本『薔薇よ永遠に 薔薇族編集長35年の闘い』



『戦後日本女装・同性愛研究』 矢島正見 編
 中央大学社会科学研究所研究叢書 中央大学出版部

●貴重な研究書です。そして、高価!

こちらで紹介
→●本『戦後日本女装・同性愛研究』

 

『浄のセクソロジー 新装版』
 南方熊楠/中沢新一 解説 河出書房新社

●前世紀末の南方熊楠ブームの際に出版された貴重書が、新装版の文庫となって再登場。
 明治の時代、江戸期の両性愛文化を受け継いだ学生たちが、男と男の愛を貫き生きた、そのイコン的な熊楠の実生活が染みてくる。




●書影
『「性」一語の辞典』小田亮

●文化人類学の小田先生が、書いてしまった!
 濃いーのよー。

科学の本同性愛以前の男色は、明治になってからも続いた。明治30年代まで学生たちの間で男色が流行っていたが、その行為も普通と異なる性欲によるものとは考えられておらず、隠すべきアイデンティティとはされていなかった。



こちらで紹介
→●本『「性」 一語の辞典』


 →『ミニ特集:日本のジェンダー・性科学の本-1』
 →『ミニ特集:日本のジェンダー・性科学の本-2』
 →『ミニ特集:クィアな本』
 →『ミニ特集:クィアな海外本』

※ endBooksの中の人は、巷間と研究業界との乖離を見ると気持ち悪いなと感じる人です。
 加えて、真っ昼間から無神経にエロス話を繰り広げるTwitterユーザを見かけても気持ち悪いなと感じる人です。
 あと、性行動研究についての情報を並べたウェブページやブログが、グーグル先生から検索拒否対象やアドセンス禁止にされたことがあるので、けっこうトラウマになっています。

 



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