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科学な本のご紹介:  男色の日本史 なぜ世界有数の同性愛文化が栄えたのか

科学に佇む書斎
【2014/09/22】



男男漢字『男色の日本史 なぜ世界有数の同性愛文化が栄えたのか』

はるか昔の前世紀末に原書が出版され、その20年後(!)にしてようやく邦訳が出た「すさまじい内容」の濃厚研究書。

過去の日本の性習俗について無知な日本人が跳梁跋扈しているいっぽうで、異国の人々は20年前から、これを読んで日本を知っていた。
この事実は、深く踏まえておこう。

科学の本江戸では極端なときには男女の人口比が17:10となるほどに男性過多だった。このことが、世界の歴史上、他に類を見ないほどの都市の男性同性愛習慣が出現する下地となった。


「享保6年の男女比は 男 100 に対し女 55 であり、当時の江戸が異常な「男性過多」社会であった」
〜国立国会図書館リンク「歴史的に見た日本の人口と家族」
 参議院第三特別調査室 縄田康光 2006年

逆に男が激減すると ↓


科学の本貫肉[かんにく 腿などを突き刺して傷をつける]は男性間の愛情表現として始まった。1661年には、吉原の女郎が貫肉で客への愛情を示したという。

貫肉とかしまくりの人 ↓


科学の本武田信玄と、恋人の高坂弾正の関係は、とくによく記録されている。




科学の本張形は、漢字の女へんを二つ組み合わせて作ったラベルをつけて売られることもあった。

科学の本能の『三井寺』は、自分の息子を死に物狂いで捜し求める母親を描いている。この子どもは三井寺の僧侶に誘拐されて男娼になっていた。


※ 人さらいにさらわれて、売られ流れて三井寺(滋賀県の 園城寺(おんじょうじ) )でお稚児さんになっていた。

科学の本哀帝は、恋人と眠っているときに会議に呼び出され、恋人を眠りから覚まさぬように袖を切り取ったという。「断袖」は、東アジアでは男性同性愛の同義語となった。

科学の本神道のしきたりに見られる、さまざまな性交スタイルへの寛容さは、井原西鶴に、神々は男性間性交に賛成していたと言わしめるほどだった。









『男色の日本史 なぜ世界有数の同性愛文化が栄えたのか』
 ゲイリー・P・リュープ
 作品社
 


原書は
Male Colors: The Construction of Homosexuality in Tokugawa Japan
by Gary Leupp 1996年 

この本は→『2015年拝読本のベスト』に入ります。

日本の両性愛習俗について報告している本はほかにも数多くあります。図板満載の本もあります
 →『ミニ特集:日本の性習俗、男色文化』

あと、余力があるなら、
砂川秀樹著→●本『新宿二丁目の文化人類学 ゲイ・コミュニティから都市をまなざす』
に、当時の男色観について、ゲイリー・リュープの解釈は正しいものといえるのか否か、少し言及があるので読み合わせてみると吉。





 → ミニ特集『海外の日本通はスゴイ!「異国人による日本研究」の本いろいろ』
 →『ミニ特集:生活世界の民俗学』
→『ミニ特集:民俗学系の本はこんなにいろいろ 』


 



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