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科学な本のご紹介:  ミニ特集:文化と植物の共演 その1

科学に佇む書斎
【2015/03/26】

ヒョウタン文化史
『ヒョウタン文化誌 人類とともに一万年』
『秋の七草』
『品種改良の世界史・作物編』
『栗 ものと人間の文化史』
『柿渋 ものと人間の文化史』




『ヒョウタン文化誌 人類とともに一万年』
 湯浅浩史 岩波新書

●日本古来のヒョウタンの使い方から、パプアのヒョウタンのパンツ(ペ二スケース)の作り方まで。
連綿と続いてきた各地のヒョウタン文化も、栽培が数年途絶えるだけで品種が絶滅して再興不能になるという危機的状態。
いまのうちに、世界各地古今のヒョウタン文化を御覧じろ。

科学の本日本のくびれのあるヒョウタンは、ふつう猛烈に苦い。食べると吐き気や腹痛など食中毒症状を引き起す。一方、干瓢(かんぴょう)は、寿司に使われるように食べても安全である。

科学の本苦味は優性であっても、苦味のないユウガオ型を苦いヒョウタンに交配すると、その子孫には苦味がなく、かつくびれのあるヒョウタン型ができる。奈良漬や酸茎(すぐき)漬に利用されている苦くない千成ヒョウタンは、こうして育成されたか、苦味を失った劣性遺伝子が突然変異で生じ、その子孫に劣性遺伝子がそろった(ホモ化した)ヒョウタンが分離し誕生したのであろう。

科学の本現在、ヒルガオ科のヨルガオがユウガオの名で売り出されていたりする。そのためか『源氏物語」の夕顔の帖にヨルガオの写真やさし絵が使われているのを目にするが、これは誤り。
 ヨルガオは南米の熱帯から北米フロリダに分布し、明治時代に渡来した。








 

『秋の七草』
 有岡利幸 ものと人間の文化史 法政大学出版局

こちらで紹介
→●本『秋の七草』



『品種改良の世界史・作物編』
 鵜飼保雄, 大澤良 編 悠書館

●イネ コムギ オオムギ トウモロコシ ソルガム アワ ソバ ダイズ ジャガイモ サツマイモ テンサイ サトウキビ トマト イチゴ ブラナ科作物(ブラシカ) ネギとタマネギ ブドウ カンキツ(柑橘系) リンゴ チャ(茶) バラ
 それぞれに章を割いて、各専門家がトリビアや歴史を語って下さる濃厚本。

こちらで紹介
→●本『品種改良の世界史・作物編』



『栗』 ものと人間の文化史
 今井敬潤 法政大学出版局

●「ものと人間の文化史」シリーズの中でも栽培試験場関係者っぽい視点と記述が多めの一冊。筆者は果樹園芸学の先生。
 古来から日本で栽培されていたクリは、近代に外来害虫の大被害を被って、品種が様変わりしていた!

こちらで紹介
→●本『栗 ものと人間の文化史』



『柿渋 ものと人間の文化史』
 今井敬潤 法政大学出版局

●漁網 釣り糸 衣服 寝具 食器 鞄 傘 団扇 友禅染 浮世絵ほかの印刷 建築塗料 酒造や醤油造り 内服薬 マムシの解毒…
 古来から、日常的に活用されまくっていたシブガキほんとスゴイ。ビックリ。

こちらで紹介
→●本『柿渋 ものと人間の文化史』


 →『ミニ特集:文化と植物の共演 その2』
 →『ミニ特集:農作をしてみる本』

 →『ミニ特集:植物をメインに博物誌する本 海外』
 →『ミニ特集:植物を科学する本 日本 その1』
 →『ミニ特集:植物を科学する本 日本 その2』
 



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