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科学な本のご紹介:  頭のでき 決めるのは遺伝か、環境か

科学に佇む書斎
【2010/05/14】



頭のでき『頭のでき 決めるのは遺伝か、環境か』

小児期に不利な環境を経験してしまうと、適切な手当をほどこされない限り、生涯にわたって影響が及んでしまう。
小児期の逆境を増やすことは、すなわち国民の劣化を招くこと。



科学の本貧しいか裕福かは、知能に大きな影響を及ぼすのだ。貧しいと、IQや学力を下げるような生物学的な環境要因が数多くついてくる。

科学の本一人親家庭の貧困率は二人親家庭よりはるかに高い。また、そうした家庭には大人が一人しかおらず、一般的に大人が少ないほど子どもは環境から刺激を受けることが少なくなる。

科学の本かしこさをほめられた子の66%は、回答が上手なことを示せるよう簡単な問題を選んだ。努力をほめられた子は、90%以上がもっと多くのことを学べる問題を選ぶ。

科学の本日本では、多くの面で西洋よりも階層的に組織されていて、また年長者を立てることに大きな価値が置かれているため、年老いて生産性を失った科学者により多くの研究資金が流れる。

科学の本カースト的なマイノリティーは、「努力楽観主義」を持っていない、つまり努力すれば報われると信じていないため、手にできる機会を十分に活用していないことが多い。


貧困層出身者は「自分に何かできる」とみなす範囲が狭く、「周りを成長させる」行動も少ない。いきおい、いったん逆境に見舞われると負のスパイラルに陥りやすい。

逆境ぐらしの中で育つはめになる者を増加させると、結果的に社会全体が劣化していってしまう。

 →『ミニ特集:社会の格差を憂う本』









『頭のでき 決めるのは遺伝か、環境か』
 リチャード・ニスベット
 ダイヤモンド社
 


小児期の環境影響は、生涯にわたって影響を及ぼす。
ぜひ、上流層の育成環境と、下層の育成環境を、各位実体験して身にしみていただきたいところ。

ニスベットさんは文化心理学のスゴ著作
●本 『木を見る西洋人 森を見る東洋人 思考の違いはいかにして生まれるか』
でも知られています。

環境が、どのように人心形成・世界観形成に影響を及ぼすかについて、広く科学なさっています。





 →『ミニ特集:子どもの貧困/小児期の逆境というハンデ』
 →『ミニ特集:社会の格差を憂う本』

 →『ミニ特集:人生の質は逆境感(ストレス)しだい』

 



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