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科学な本のご紹介:  ミニ特集:建築・建設

科学に佇む書斎
【2015/02/03】

工事バリケードApple
『危ないデザイン 設計や運用に使える知見を事故現場に学ぶ』
『天井大全 これ1冊で天井のすべてがわかる!』
『鳶 上空数百メートルを駆ける職人のひみつ』
『間取りの手帖』



『危ないデザイン 設計や運用に使える知見を事故現場に学ぶ』
 日経アーキテクチュア

●角を曲がるとすぐ「透明な自動ドア」でぶつかる人が続出したケース!
 床のデザインにまぎれた段差にけつまずく人が大量生産されるケース!
 六本木ヒルズ自動回転ドアの悲劇や、子どもを抱っこしていると手すりから転落させてしまう仕様の階段!
 昭和の時代には、はめ殺しの透明なガラス壁に正面から激突する人がいっぱいいたし。
 凹面ガラスなんか使っちゃった日には火災が起きたりなんかしちゃってもう、たいへんなのだ。

建築で使わねばならない頭と神経、そして環境デザインとアフォーダンスの妙!
さすがの日経アーキテクチュア編集でマジおもしろいです。

科学の本ドーム型の天窓に乗って遊び、ドームが割れて転落死する子供たち:見た目遊具っぽい上、登りやすい。
 最も避けるべき「危険な箇所を安全な場所だと思い込ませるデザイン」だった。

科学の本83〜04年に、学校敷地内の犯罪で死亡した生徒は9人(池田小事件の8人を除くと1人のみ!)。
 いっぽう、学校内の建物から転落して死んだ生徒の数は62人。


数々の事例と経験を重ねて今の安全さに至っている建築デザイン技術の世界に感謝。
(そして人類家畜化の現況に想いをはせる)







※ これに関しては、科学とは関係ない本です ↓

『間取りの手帖』 佐藤和歌子 リトルモア

●すんごい間取り、珍間取り、迷間取り、謎間取り満載の奇書!
 こんな渋すぎる装丁にされているのが残念。
『ヘンテコ間取り100連発! 君は住めるかこの超空間』というタイトルにして、装丁も、原色バリバリの眼にも派手派手サイケな新書にすれば、中身と釣り合いが取れたかも。

収録されている約100件の「ヘンテコ間取り図」は、ただ2Dの平面間取り図がポンと掲示され、そこに添えられた情報は、月の賃貸料と、著者の一行コメントのみ。
実に絶妙に「情報が少ない」んだ。
この仕様のせいで、妄想が無限大に広がってしまう。
 どうなってるんだ!?
 どう使うんだ!?
 どう住めばいいんだ!?

「あなたの妄想暴走させます」本の典型!
 妄想力が試されるぞ!

増補改訂の文庫版も出ています ↓








『天井大全 これ1冊で天井のすべてがわかる!』
 日経アーキテクチュア

●震災での天井崩落被害を受けて、全国的に崩落の調査と対策が行われたのはまだ記憶にあたらしいところ。
 震災で破損した天井構造のあれこれ、「落下しても安全な天井を作る(布、軽量構造)」、天井の温度機能を考える、天井と間接照明を極める、天井デザイン事例も眼福。
 でもってラストはサグラダ・ファミリア教会特集で〆るってなぜ。

科学の本日本科学未来館 毛利衛館長 ”落ちても安全な天井を設計する。お金をかけなくても安全でデザイン性の高い天井ができるのではないか、という発想を持つことも大事だと思います。”

   ↑
硬質の天井(軽天井)ではなく、「落ちても安全、しかも安価」という「膜天井」の施工事例を挙げながら。

実際の施工状況はこちら
日本科学未来館リンク 新しい発想の天井に作り替え作業中です
日本科学未来館リンク「膜天井の裏側」を撮る!



『鳶 上空数百メートルを駆ける職人のひみつ』
 多湖弘明 洋泉社

●君はスカイタワーのてっぺんを作ったことはあるか!
写真もステキな最高度舞台の「職人の世界」!

こちらで紹介
→●本『鳶 上空数百メートルを駆ける職人のひみつ』


 →『ミニ特集:建築・建設 2』

 →『ミニ特集:震災と建設』
 →『ミニ特集:地学や鉱物の本』
 →『ミニ特集:災害・防災研究の本』

 



このページ 『ミニ特集:建築・建設』 は以上です。
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