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科学な本のご紹介:  21世紀の資本

科学に佇む書斎
【2014/12/28】



ピケティFlickr『21世紀の資本』

2015年に話題をさらったピケティ本。

科学の本私は「経済科学」という表現が嫌いだ。この表現はとんでもなく傲慢に聞こえる。経済学が他の社会科学に比べてもっと高い科学的な地位を実現したかのような含みがあるからだ。

科学の本世界経済への参加はそれ自体がマイナスではない。自給自足が繁栄をもたらしたことは一度もない。

科学の本人々が80歳、90歳まで死なない世界だと、平均余命が60年、70年だった世界のために選ばれたパラメータを維持するのはむずかしい。

科学の本「中流階級」という表現は多くの場合、明らかに人口の大半よりはよい暮らしをしているが、それでも本物の「エリート」には程遠い人々を指す。

科学の本年間約15%の貯蓄率に、2%かつかつの経済成長率を持つ日本が、長期にわたって国民所得6〜7年分に相当する資本ストックを蓄積してきたのは当然だ。

科学の本労働所得では上流階級に属していても、富については下流階級に属す人も多いし、その逆もある。社会格差は、政治紛争と同じく多元的なのだ。

科学の本私は「政治経済学」という言い方のほうがずっと気に入っている。これはいささか古風に聞こえるかもしれないが、でも私にとっては経済学を他の政治科学から区別する、唯一の点を伝えるものなのだ。
 その点とは、それが持つ政治的で、規範的で、道徳的な目的だ。

科学の本社会的な格差は、正当なものなら、それ自体としては問題ではない。つまりその格差が、1789年人権宣言第1条に言うように「共同の利益に基づくもの」であればかまわない。






 


『21世紀の資本』
 トマ・ピケティ
 山形浩生, 守岡桜, 森本正史 翻訳
 みすず書房
 



Thomas PikettyThomas Piketty by Metropolico.org, on Flickr

 →『ミニ特集:お金や経済をめぐる本 舶来』

 



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