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科学な本のご紹介:  ミニ特集:昔の日本についての本:任侠ヤクザ・裏社会

科学に佇む書斎
【2014/12/01】

暴対法の関係で、放送やメディア販売では任侠ものヤクザものの映画やドラマが影を潜めているけれど、従来型の社会においては、任侠道はお上の機能を補完する(お上では補完しきれない社会をとりつくろう)大きなウェイトを持つ世界だった。(治安や効率より「心の落としどころ」が優先されていた時代ならでは)

『ワンピース』が任侠道作品群をベースに構成されているという話は有名。


『建設・土木工事における反社会的勢力排除の基礎知識Q&A』
 犬塚浩 監修 尾崎毅・石田英治・古田雄久・渡邉雅之・田中晶国・江夏康晴 共著 ぎょうせい

科学の本暴力団構成員であるということのみによって差別することが憲法14条に違反するかどうかについては、広島高等裁判所が
 「暴力団構成員という地位は、暴力団を脱退すればなくなるものであって社会的身分とはいえず、暴力団のもたらす社会的害悪を考慮すると、暴力団構成員であることに基づいて不利益に取り扱うことは許されるというべきであるから、合理的な差別であって、憲法14条に違反するとはいえない」
 (広島高判平成21年5月29日)と判断し、差別にはあたらないことをはっきりと述べています。

科学の本反社会的勢力からの不当要求を受けた場合、それについての通報・報告を怠ると、指名停止等の入札への参加を制限する措置をとる地方公共団体もありますので、注意が必要となります。


●さすが、ぎょうせいの本。著者群はみな弁護士さん。
 中身は「弁護士使え」「弁護士に相談しろ」「まずは弁護士」の連発で、上から目線のバイブル商法本状態。



『ヤクザの文化人類学 ウラから見た日本』
 ヤコブ・ラズ 岩波書店

科学の本「暴力団」という言葉は、恐れや拒絶感を呼び起こす。
 当局は「暴力団」という新語をわざわざ作って、ヤクザのアイデンティティの中心がこの属性「暴力」にあると一般の人々に思わせるように仕向けたのだ。


● 一昔前の、日本の世間のいたらぬ部分をしっかり補完していた裏社会の世界、その機序を、異国からの目が解読する!

こちらで紹介 →●本『ヤクザの文化人類学』


科学の本暴力団新法は、ヤクザ集団にビジネス・ヤクザ化(マフィア化)を迫るものです。ヤクザ集団は、能力のないチンピラをどんどん吐き出すしかなくなる。すると、表社会にも裏共同体にも属せない「浮遊する身体」が大量に出現することになります。


〜 宮台真司 →●本『学校が自由になる日』


科学の本厳罰取締によるヤクザのマフィア化は「新住民の気が済むかわりに、女の子たちを犠牲にさせる最悪のもの」です。暴力団排除が「新住民の気は済むが、生活世界に◯チガイが溢れる」になるのと同じ機序です。


〜 宮台真司 →●本『踊ってはいけない国、日本 風営法問題と過剰規制される社会』


科学の本暴排条例全国化や新暴対法化が意味する「ヤクザのマフィア化」は「大停電か原発再稼働か」の二者択一化が〈後は野となれ山となれ〉な国辱的選択なのと同じ。それを恥じないで良いのか。また恥を晒すのか。


〜 宮台真司 →●本『排除社会の現場と暴対法の行方』



『ヤクザに弁当売ったら犯罪か?』
 宮崎学 ちくま新書 筑摩書房

科学の本条例をつくらせた警察庁のトップがこう言っている。これまでの「警察 vs 暴力団」という対決のあり方から「社会 vs 暴力団」という構図に切り替える、治安の風景を塗り替える、と。最終的に警察が目指す「ヤクザと市民社会の関係遮断」。それを明文化したのが暴排条例である。

科学の本警察は暴力団根絶の前面に立たず、日ごろからヤクザに接する機会のある民間企業や住民が、「暴力団への資金提供を断る」「その活動を助長するようなサービスを受けさせない」…ことで、ヤクザを社会から孤立させる。「暴力団根絶」の最前線に一般市民を立たせ、警察はその後ろ盾として支援します、というのが暴排条例の基本姿勢だ。

科学の本毎日の商売を行ううえで、これは違反かどうか警察にお伺いを立てなければいけないということは、極めて異常なことではないか。
 いま、この国ではその異常なことが「暴力団排除」という一般市民ならば反対しようのない看板のもとで、生活の隅々まで浸透しようとしているのである。



 →『ミニ特集:昔の日本:任侠ヤクザ・裏社会その2』

 →『ミニ特集:日本の社会変化を語る本 その1』
 →『ミニ特集:日本の社会変化を語る本 その2』
 →『ミニ特集:日本の社会変化を語る本 その3』

 →『ミニ特集:昔の日本についての本:近代 その1』
 →『ミニ特集:昔の日本についての本:近代 その2』
 →『ミニ特集:昔の日本についての本:近代 その3』
 →『ミニ特集:昔の日本についての本:近代 その4』

 



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