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科学な本のご紹介:  脳死と臓器移植の医療人類学

科学に佇む書斎
【2004/11/08】



臓器2008『脳死と臓器移植の医療人類学』

脳死とは何か、について無知なまま脳死移植を受け入れているアメリカ。
脳死でもめる日本を「後進国」で「時代錯誤」で「遅れている」とみなす自虐的日本。

日本とアメリカの脳死観比較が目ウロコ!

科学の本北米では、あまり苦しまずに「ぽっくり死ぬこと」が一般に望ましいとされているが、ヒュッテル派の人々はゆっくりと長引く死を最善だと考えている。

科学の本アフリカ系アメリカ人の間にも臓器提供に協力することに対する躊躇が見られるが、これには、タスケジー事件[黒人を用いて梅毒実験を行った事件]が与えた恐怖の影響があるように思われる。

科学の本ウガンダのルグバラ族の場合、死期が迫った人間は人払いをして、後継者だけに自分の最後の言葉を伝える。後継者が言葉を聞き終われば、その病人が生き続けている場合でも、葬儀は予定どおり行われる。

科学の本マダガスカル島中部のメリナ族にとっては、死体が見つからず共同墓地に埋葬してもらえないことほど恐ろしいことはない。それは子孫の繁栄の否定と、自分自身の完全な消滅を意味するからである。

科学の本ヨーロッパでは少なくとも14世紀頃から「生きたままの埋葬」への恐怖が見られた。生埋め回避に、埋葬前に体の血を抜いたり、手足を切断したり、防腐処置を施したり、頭の切り落としを望む者もいた。





 


『脳死と臓器移植の医療人類学』
 マーガレット・ロック
 みすず書房
 


今では毎年、医療人類学の研究に贈られる「マーガレット・ロック賞」という賞もできています。

同じ著者マーガレット・ロックが日本での調査を記した本
→●本『更年期 日本女性が語るローカル・バイオロジー』

 →『ミニ特集:医療人類学』
 → ミニ特集『 日本人の死の民俗学 』いろいろ
 → ミニ特集『海外の日本通はスゴイ!「異国人による日本研究」の本いろいろ』

 



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