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科学な本のご紹介:  ミニ特集:刑務所と厳罰化の影響を考える本

科学に佇む書斎
【2014/10/15】

治安は悪化などしていない。どんどん良くなっている。でも人は脅える。治安が悪化しているかのような報道をメディアがくりかえすから。


→●本 『誰が誰に何を言ってるの?』 森達也


メディアは殺人を「誇大広告」する傾向がある。これもサンプリング・バイアスの一例と考えることができる。毎日、約99.99998%の人は殺されないのに、メディアは殺された少数派に注目する。


→●本 『運は数学にまかせなさい 確率・統計に学ぶ処世術』 ジェフリー S.ローゼンタール




● 実際の犯罪発生率とはかけ離れた「不安感」が世を覆うのはなぜなのか。
 暴走する無根拠な「不安感」によって壊れていくものは何なのか。
 基本をつかもう。

こちらで紹介 
→●本『犯罪不安社会 誰もが「不審者」?』 浜井浩一




● 著者は政策秘書給与の流用事件で服役。
 獄中で、精神障害者、知的障害者、認知症老人、聴覚障害者、視覚障害者、肢体不自由者など、一般懲役工場での作業はとてもこなせない受刑者たちがあまりにも多く服役している実態に打ちのめされ、国策の大きな不備に震撼する。

こちらで紹介 
→●本『累犯障害者 獄の中の不条理』 山本譲司




● わずか2円をくすねただけで、刑務所にほうりこまれる社会的弱者。5億円もの詐欺で騒ぎになっても、執行猶予で社会復帰する有名人。
 そんな話を枕にしながら、犯罪更生業界の真相を語る!

 なぜ「治安が悪化している」という錯覚が蔓延するのかの機序を指摘し、犯罪学周辺の間違った認識についてさまざまに蒙を啓いてくれる一冊。

こちらで紹介 
→●本『2円で刑務所、5億で執行猶予』 浜井浩一




● 実際問題、日本では、死刑のコストと無期懲役のコストがどうなのかさえ、調べられてないんだよね。(アメリカでは死刑のコストのほうが無期懲役よりも莫大に金を食う)

こちらで紹介 
→●本『刑務所の経済学』 中島隆信




科学の本日本の問題点は刑事司法における保護観察所の孤立にある。社会復帰のための機関でありながら、保護観察所は刑務所からも福祉含め様々な社会サービスからも孤立し、孤軍奮闘を強いられている。


こちらで紹介
→●本『罪を犯した人を排除しないイタリアの挑戦 隔離から地域での自立支援へ』 浜井浩一




科学の本特異な(例外的な)凶悪犯罪が発生すると、社会はパニックに陥り、強い危機感に突き動かされて、もっともストレートな方法、つまり力によって問題解決を図ろうとするが、エビデンス(実証)にもとづかない解決策は、副作用(刑事司法のネットワイドニング)ばかりが大きく効果はない。


こちらで紹介 
→●本『犯罪統計入門 犯罪を科学する方法 第2版』 浜井浩一


初めて日本を訪れた外国人の多くは、テレビを見て「日本はこれほどに治安が悪かったのか」と驚きます。とにかくニュースが殺人事件ばかり。でももう少し滞在すれば、実のところ治安はいいじゃないかとまた驚く。


→●本 『死刑のある国ニッポン』 森達也


マスコミ報道によって世論が厳罰化する現象は先進国に共通して見られる現象でもある。


→●本 『2円で刑務所、5億で執行猶予』 浜井浩一


犯罪統計において、刑法犯認知件数は減少傾向にあり、検挙率も徐々にではあるが回復傾向にあるのである。しかしながら、犯罪不安は依然として高いといえる。
 それゆえ、犯罪不安を検討するには、統計的側面よりは、「不安」そのものに対する検討が必要となる。


→●本 『警備業の社会学 「安全神話崩壊」の不安とリスクに対するコントロール』田中智仁


 →『ミニ特集:犯罪捜査研究の本 2』
 →『ミニ特集:犯罪捜査研究の本』

 →『ミニ特集:犯罪研究の本 海外』
 →『ミニ特集:犯罪をめぐる心の研究の本』
 →『ミニ特集:犯罪をめぐる心の研究の本 2』

 →『ミニ特集:犯罪や不正行為とヒト心理の本』
 →『ミニ特集:警察についての本』
 →『ミニ特集:犯罪を考える本 日本』
 →『ミニ特集:刑務所と厳罰化の影響を考える本』
 →『メディアの性質と治安悪化神話』
 →『ミニ特集:日本の罪と罰についての本』
 →『ミニ特集:日本の罪と罰についての本 2』
 →『ミニ特集:日本の罪と罰についての本 3』
 →『ミニ特集:ストーカー』
 →『ミニ特集:死刑についての本 いろいろ列挙』
 →『ミニ特集:死刑についての本』

 



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本にはもっともっとたくさんの情報がならんでるよ!
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