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科学な本のご紹介:  はじめての土偶

科学に佇む書斎
【2014/08/10】



科学の本『はじめての土偶』

ハニーじゃなくて、ドグーの本です。

いまどきのゆる編集なんだけど、それが「土偶」というおどろしい存在をほんわかと包んでくれていて、意外に好感度の高いステキなムック。
紙面も写真も大きくて、愛蔵にもオススメ。

科学の本「土偶」は縄文時代に作られた人物を模った土製品です。それに対し、「埴輪」は古墳時代に作られ古墳(お墓)の上に並べて置いた土の焼き物です。
 土偶は自然の恵み、安産、再生などを祈願する目的で作られたと考えられますが、埴輪は古墳に埋葬された故人の権威を示すもの、死者の霊にささげるものとして作られ始め、後に葬儀の様子を示す物に変化していきました。

科学の本土偶はそのほとんどが女性を表現していると考えられている。縄文時代の動物土偶にも多産を象徴するイノシシ等の動物土偶が見られるのは、子孫繁栄がいつの時代でも最も大切だったことを表しているのかもしれない。


Dogū of Jōmon Venus.JPG
"Dogū of Jōmon Venus" by Takuma-sa - 投稿者自身による作品. Licensed under CC 表示-継承 3.0 via ウィキメディア・コモンズ.



科学の本土偶の修復には特に注意を払います。というのも、土偶はバラバラに壊されていることに意味があると考えられており、縄文時代に暮らす人々が意図をもって破損させていたという説があるからです。

科学の本発掘されるものは、必ずどこか壊れている。土偶とは最初から壊されるために作られた悲しい人形なのである。

科学の本土偶は奇怪な容貌のものが多い。縄文人特有の犬歯を抜く抜歯が表現されていたり、頭部にカマボコ形の竪櫛(たてぐし)がたくさん飾りつけられていたり、耳たぶに穴を開けて挿入する鼓形の耳飾りが表現されていたりする。
 外見的にはデフォルメが激しいものの、身体変形や装飾品等に縄文人特有の要素がみられることから、そこに表現されているのは、まさに縄文人そのものの姿なのである。


Late Jomon clay statue Kazahari I Aomoriken 1500BCE 1000BCE.jpg
"Late Jomon clay statue Kazahari I Aomoriken 1500BCE 1000BCE" by PHGCOM - 投稿者自身による作品, photographed at British Museum. Licensed under CC 表示-継承 3.0 via ウィキメディア・コモンズ.











『はじめての土偶』
 武藤康弘、譽田亜紀子
 世界文化社
 


 →『ミニ特集:縄文時代』
 →『ミニ特集:考古学の本 日本 その1』
 →『ミニ特集:考古学の本 日本 その2』
 →『ミニ特集:考古学の本 日本 その3』

 



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