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科学な本のご紹介:  犯罪捜査の心理学 プロファイリングで犯人に迫る

科学に佇む書斎
【2008/08/17】



犯罪捜査の心理学 
応用心理学の中でもどんどん新しい知見が得られてきている分野がこれ!
犯罪パターンの割り出し方、犯人の住処の推定方法、大量殺人犯の王道10項目など、押さえておくべき情報が目白押し。

科学の本大量殺人犯人というのは、複雑で誰もが考えつかないような行動をしているように思われますが、実際は、かなり典型的で画一的な行動をしているのです。

科学の本大量殺人犯:犯人は事前に襲撃を計画し、その計画を人に話したり、ほのめかしたり、日記に書いたりインターネット上で公開したりする。犯人は犯行前に遺書や手記を書く。

科学の本大量殺人犯:犯人はできるだけ多くの被害者を殺傷することを目的に行動する。このとき狙う対象は「カテゴリーとしての敵」である。そのカテゴリーに属していれば老若男女誰でもよい。

科学の本大量殺人犯に対しては「校門の施錠」はあまり役に立たないでしょう。なぜなら、この種の犯人は「たまたま校門が開いていたから中に入る」という行動はとらないと思われるからです。

科学の本わが国では大量殺人事件はアメリカほど多く発生しないと言われますが、必ずしもそうではありません。わが国でも一家心中は昔からよく発生しており、これは殺害対象が自分や自分の家族にとどまっているだけで一種の大量殺人です。
 家族以外の人を殺傷するタイプの大量殺人になるかどうかは、殺害対象が恨みや怒りの相手にまで広がるかとうかにかかってきます。





『犯罪捜査の心理学
 プロファイリングで犯人に迫る』

 越智啓太
 DOJIN選書
 化学同人
 


目次;
第1章 FBIによるプロファイリングプロジェクト
 (被害者-加害者関係のない事件 FBIのプロファイリング研究 ほか)
第2章 プロファイリングの新たな展開 リヴァプール方式
 (犯罪行動の客観的な分析 連続殺人犯人の行動パターンをとらえる ほか)
第3章 犯人の居住地を推定する
 (犯人の居住地の推定 地理的ターゲッティング ほか)
第4章 犯人の危険性を推定する
 (ストーカーの四類型 ストーカーの危険性を推定する ロジスティック回帰分析 ほか)
第5章 犯人の動機を推定する
 (大量殺人事件に見られる共通点 大量殺人事件への対策 ほか)

電子書籍版もあります ↓



出版は2008年。ビッグデータ解析が巷で流行るのはその後のこと。今はさらに解析も進んでいるし、著者もおりおり事件の解説でメディアに登場なさるようになっています。

著者が本書の5年後に出した好評本のこちらもオススメ
→●本『ケースで学ぶ犯罪心理学』
 ┗ 入門者にも優しい教科書タイプの仕様で、「ケースで学ぶ」と書名にあるとおり、記憶に新しい残虐事件含め実際の事例を多く盛り込みながら「ヒトの犯す犯罪にはこのような傾向と形態がある」と教えてくれるスグレモノ。


→●本『犯罪捜査の心理学』 連続殺人犯について
→●本『犯罪捜査の心理学』 ストーカー犯罪について

 →『ミニ特集:犯罪捜査研究の本』





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本にはもっともっとたくさんの情報がならんでるよ!
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