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科学な本のご紹介:  ミニ特集:家族家族家族 その1

科学に佇む書斎
【2014/09/03】

住宅地Samsung
『家族と格差の戦後史 1960年代日本のリアリティ』
『母性と父性の人間科学』
『シリーズ変貌する家族 7 メタファーとしての家族』



『家族と格差の戦後史 一九六〇年代日本のリアリティ』
 仁平典宏, 元治恵子, 小暮修三, 佐藤香, 橋本健二 青弓社

科学の本橋本健二 ”いまから考えればとんでもない話だが、70年代までの階級や社会階層に関する調査研究では、調査対象から女性が除外されることが少なくなかった。女性は職業の主要な担い手ではなく、人々の生活程度は男性世帯主の職業によって決まると、暗黙のうちに考えられていたからである。女性の生活程度は男性世帯主しだいと考えられていた。”
 
科学の本元治恵子 ”72年に実施された「婦人に関する世論調査(総理府)」でさえ、「夫(男)は仕事、妻(女)は家庭」という質問に対する回答は、「賛成(「賛成」+「どちらかといえば賛成」)」が、女性83%、男性84%であった。
 高度経済成長期の終わりのこの時点でも、性別役割分業を肯定的に評価する意見が多数であり、「ふつう」の意見だった。つまり、女性は結婚すれば家庭に入り、それを守っていくというのが理想の女性像だったのだ。”




『母性と父性の人間科学』
 根ヶ山光一 編 早稲田大学人間総合研究センター コロナ社

●この中に収められている
谷川章雄「江戸の胞衣納めと乳幼児の葬法」
は特筆モノです。

科学の本谷川章雄”かわらけ(使い捨ての皿などの土器)は中世・近世において出産と関係の深いものであった。乳幼児の墓と胞衣納めとの共通性の背景には、土器を女性の性器の象徴とみる観念が存在したのである。”

科学の本谷川章雄”95年に港区瑞聖寺の仙台藩伊達家墓所から出土した胞衣桶(えなおけ)は、大名家の胞衣納めの習俗の格式と実態を示すものとしてきわめて重要な資料である。”

科学の本谷川章雄”多くの文献資料で胞衣容器は胞衣桶とされるが、江戸遺跡から出土する胞衣容器の大多数が上下合わせ口のかわらけのみであり、文献資料と考古資料が必ずしも一致しておらず、また江戸遺跡の胞衣容器がいつまで遡るかもはっきりしてない。”

科学の本能楽や説教節などの文芸に人身売買の話は多い。能楽では、人身売買などで行方知らずになった子を求めて気が狂った母親をテーマにした「狂女物」という一つのジャンルがあるほどである。





 






科学の本栗原彬 ”核家族から排除されている人々:孤児、孤老、日雇労働者、移民労働者、ゲイ、独身者など:の「家族」のありようを、核家族の言説から解放された次元で(「欠如」としてでなく)考えていく必要がある。”



こちらで紹介
→●本 『シリーズ変貌する家族 7 メタファーとしての家族』


 →『ミニ特集:家族家族家族 その1』
 →『ミニ特集:家族家族家族 その2』
 →『ミニ特集:家族家族家族 その3』
 



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