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科学な本のご紹介:  品種改良の世界史 家畜編

科学に佇む書斎
【2010/03/02】



牛emojidex_『品種改良の世界史 家畜編』

マジこれ一読オススメ。そして世界の家畜に感謝!
世界史がどうのじゃなくて、なんというか、マジメな記述の中に、古今東西にわたる家畜各種トリビアがポンポン連発されてるの。家畜たちの歴史がこんなに面白いとは!

科学の本正田陽一 ”動物の繁殖力は飼育下では、性成熟の早期化繁殖季節の消失・一腹産子数の増加などの点で変化が認められる。 これは動物園で飼われている野生動物にも現われて「性機能の異常亢進」と呼ばれている。”

科学の本松川正 ”江戸時代の牛肉事情で特記すべきは彦根藩である。ここだけは牛を公然と食用に屠殺しても咎められなかった。毎年冬には将軍家や親藩の諸侯に牛肉の味噌漬けを贈っていた。”

科学の本正田陽一 ”飼育された動物では下顎骨が短くなる。鼻梁は側面から見たときに中央部が凹んでしゃくれるか、または逆に凸隆してローマ鼻になる。
 前者の例としてはイヌのチンやブルドッグ、ブタのミドルヨークシャーがあり、後者の例としてはウマのシャイアー種、ヒツジのボーダーレスター種、チェピオット種があげられる。”


リンク シャイヤー(Shire) - Wikipedia
Shire horses on Juist
credit: gerriet via FindCC

リンク羊のボーダーレスター
Border Leicester • Leicester fronteiriza
credit: A nosa disco necesítanos via FindCC


科学の本楠瀬良 ”柔軟性に乏しい脊椎、長い頚といった体型は、騎乗時の安定性を生み出すには不可欠な要素でもある。またウマの歯列の特徴である歯槽間縁(しそうかんえん)なしには、ウマの制御に不可欠なハミの存在はありえない。”



科学の本角田健司 ”家畜としてのヒツジの染色体数は54本であるが、野生ヒツジの染色体数は一様でない。しかしながら、これらの野生ヒツジの間では互いに交雑が可能であり、染色体数がまったく異なっても子孫を残せる。”



科学の本三上仁志 ”豚は古くからその旺盛な繁殖力と発育により、貴重なタンパク源として利用されてきた。現在、世界で約20億頭が飼われており、その約半数が中国で飼養されている。
 イスラム教、ユダヤ教では豚肉を忌避するため、飼養国は牛や羊にくらべ地域的にかたより、中国、EUおよびアメリカが世界の85%を占める。”

科学の本田名部雄一 ”ウズラは、日本で家畜化された唯一の家畜種である。飼育し始めたのは15世紀後半の室町時代で、武士がその鳴き声を楽しむために飼ったとされている。”




『品種改良の世界史 家畜編』
 正田陽一, 松川正, 伊藤晃, 楠瀬良, 三上仁志, 角田健司, 田名部雄一
 悠書館
 


牧畜関係の人ばかりが読んでるのはもったいない。家畜史スゴイ。



 
 →『ミニ特集:ヒトと動物の関係の本』
 →『ミニ特集:ヒトと動物の関係の本-2』
 →『ミニ特集:ヒトと動物の関係の本-3』
 →『ミニ特集:ヒトと動物の関係の本 4』
 



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