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科学な本のご紹介:  ミニ特集:不妊治療、生殖技術についての本

科学に佇む書斎
【2014/09/02】

Woman女性のからだの不思議

このページには少し古めの本をおいてありますが、さまざまな問題点はまったく色あせずに現在まで引きずられて…いるどころか、巷間が問題点を忘却・無関心だったりしてるのが怖いのでどうぞどうぞどうぞ温故知新。



『ルポルタージュ出生前診断 生命誕生の現場に何が起きているのか?』
 坂井律子 日本放送出版協会
 
● 日常を裏打ちする、深刻な差別意識。
 福祉意識が貧弱だからこそ、推進される善意の優生学的胎児選別。
 福祉を充実させない社会、そんな社会を支える意識が、経済面しか見ない差別意識を強化し、再生産させていく。

こちらで紹介  →●本 『ルポルタージュ出生前診断 生命誕生の現場に何が起きているのか?』



『出生前診断 いのちの品質管理への警鐘』
 佐藤孝道 有斐閣選書

科学の本自分は生まれてこないほうがよかったと考える理由として,障害そのものが,自分を苦しめているからという理由をあげたものを,著者は見たことがない。ほとんどすべてが「周囲の目」をあげている。



こちらで紹介  →●本 『出生前診断 いのちの品質管理への警鐘』



『授かる 不妊治療と子どもをもつこと』 堤治

科学の本卵子を採取するというのは、精液を採るのとはわけが違います。おなかの奥の、卵巣にいる卵子を無理やり採るのですから、並大抵の苦労ではありません。

科学の本卵巣で増えた子宮内膜も血を流します。それが卵巣の中にどんどんたまって、たまった袋が大きく膨らんでいきます。その袋の中身が溶けたチョコレートのようになっているので、これは「チョコレート嚢腫」と呼ばれます。
 
科学の本体外受精でうまれる子どもだけでも、決して少なくありません。少なくないどころか、日本だけでも毎年一万人にも達する。日本全体の出生数は年間約百万人、百人にひとりが体外受精でうまれている計算です。


※ その後、不妊治療の手を経て生まれる人間の数はさらに激増。
2014/09 読売新聞 体外受精児 27人に1人
 2012年に国内で行われた体外受精の治療件数と出生児数を公表
  約33万件の治療が行われ、3万7953人が生まれた。





『Woman 女性のからだの不思議 上』 ナタリー・アンジェ

●基本的に、精子と違って、「体外に出るように作られてはいない」卵子の採取は「腹に穴を開けて臓器を摘出する」大工事です。施術前にはホルモン投与が必要など、リスクを伴います。
 この本では卵子採取のナマナマしい現場が紹介されています。

科学の本助手が超音波診断装置を手術台のほうに移動させ、張形みたいな形の超音波プローブを手渡す。「コンドーム!」とブスティーリョは言い、伸縮性のあるラテックスのカバーをプローブにするりとかぶせてそこに針を装着する。それで準備のできた卵を卵巣から吸いとるのである。
 ブスティーリョはその魔法の杖をデロケアの膣に挿入し…

科学の本(卵子を採取する手術で)麻酔なしにしてほしいという女性もときどきいるそうだが、結局は後悔し、ある時点で叫びだすという。





科学の本男性側は、まさか自分が原因で子供ができないなどとは思ってもいないのです。生殖に対して全く無知であることは大半で、「子供なんて自然にそのうちできるさ」と思っています。根拠の無い自信が受診の遅れを招きます。



こちらで紹介  →●本 『 男性不妊症 』






●30年も前にさんざ危惧されていた論点・論争が、どうして30年後の今現在にこうも強くグサグサ刺さりまくるのか。
 後続の世代に全然意識が継承されてない/倫理問題の知恵や視点が普及せずにしょぼしょぼに枯渇したのが今ですか的な怖さ。

こちらで紹介  →●本 『 試験管の中の女 』



『生殖の政治学 フェミニズムとバース・コントロール』 荻野美穂 山川出版社

科学の本第一次世界大戦中、最も強健で優秀な青年が大量に戦場につれ去られ、多くが子孫を残す機会もないままに死亡したり障害者となった。優生主義者はこれを「クリームがすくいとられ、スキムミルクばかりが残った」と嘆いた。

科学の本イギリスにおいては階級間の対立という要素のほうが圧倒的に重要だったために、人種的偏見はアメリカのように露骨なかたちでは表面化しなかった。



さらにさらに

→ 『ミニ特集:医療のさまざまな面を見る本』
 ┗ 『生殖技術とジェンダー』 江原由美子 編 勁草書房

→『 ミニ特集:生命倫理や医療問題の本 海外系 』
 ┗ 『ヒトクローン無法地帯 生殖医療がビジネスになった日』 ローリー・B. アンドルーズ

 →『ミニ特集:不妊治療、生殖技術についての本 2』

 →『ミニ特集:妊娠やお産の文化・社会面についての本』
 →『ミニ特集:生命倫理の本』
 →『ミニ特集:生命倫理と医療問題の本』

 



ネットで拾えるのはちょびっとの情報だけ 
本にはもっともっとたくさんの情報がならんでるよ!
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