このサイトの中を     2016年選り抜き10冊     2015年選り抜き20冊 

科学な本のご紹介:  微化石 顕微鏡で見るプランクトン化石の世界

科学に佇む書斎
【2012/07/28】



微化石『微化石 顕微鏡で見るプランクトン化石の世界』

こ、これは微化石屋さんの文化祭やぁ!
マリンスノー、珪藻、放散虫、ウズベン、貝形虫などなどのプランクトンのみならず、花粉やコノドン卜など、微細スケールの化石を研究する科学者さんたちが、よってたかって自分の研究を貼り付けまくった壁新聞みたい!
 多種多様な短い報告というか、基礎知識や研究紹介に加え、しまいには

・放散虫のぬいぐるみ
・有孔虫 円石藻のあみぐるみをつくってみよう!
・ビーズで作る放散虫
・放散虫の銀製品立体モデル製作
・有孔虫の3Dモデルを作る

ときたもんだw

うははコッコリスかわいいよコッコリスzokkon

科学の本1857年、深海底に電信ケーブルを施設する調査のため、水深3000mの海底から泥が採取された。この泥の鑑定を依頼されたのは、ダーウインの番犬とよばれた英国王立鉱山学校の講師トーマス・ハクスリーである。

科学の本相田吉昭 ”放散虫の形も、コンペイトウやリング状、球、3本アーム、手裏剣形、丸型マットなど自然界のデザインの巧みさ見事さには本当に驚かされる。私のお気に入りはハ一ト型の放散虫である。”





科学の本小沢広和 ”貝形虫類は背甲形態にも性差が表れるが、雄の交尾器官は体長の1/3から1/2 ほどを占め、他の節足動物に比べ体部の体積で交尾器がとても大きな割合を占めるという、ユニークな特徴がある。”

科学の本萩野恭子・Jeremy R.Young ”海洋プランクトンの円石藻が大量に放出するイオウ化合物は、大気圏を上昇して上空で雲核となり、雲の形成を助けている。”(プランクトンが雨を呼ぶ的な)




科学の本小沢広和 ”貝形虫類は動物界で最長クラスの長大な精子をもち,体長の10倍の長さの精子をもつ種がすでに19世紀から知られている。”

科学の本小沢広和 ”汽水域にすむ貝形虫類プロポントシプリス・モンストローサは、体長はわずか0.6mmほどだが、精子の長さは最大6mmにもなり、背甲の内側に渦を巻くように、長い精子が収納されている。”


「巨大な精子」を備えた1600万年前の貝虫(貝形虫)の化石が発見されたという、2014年の記事と動画(!)がネイチャーのサイトで公開されています。
リンクGiant sperm found in crustacean fossils

 
国立科学博物館の大金薫さん作 ↓



その後、「銀細工の放散虫」はこの方面ではすっかりおなじみになったようで、こんな製品も
     ↓

 リンク銀細工の放散虫を扱っている「RC-GEAR」




『微化石 顕微鏡で見るプランクトン化石の世界』
 谷村好洋, 辻彰洋 編
 国立科学博物館叢書
 東海大学出版会
 


こちらと合わせ読んでみるのがオススメ。
 ●本 『ミクロな化石、地球を語る 微化石に刻まれた絶滅と再生』

 →『ミニ特集:プランクトン』
 →『ミニ特集:化石はロマンだぞ本 その1』
 →『ミニ特集:化石はロマンだぞ本 その2』
 →『ミニ特集:化石はロマンだぞ本 その3』

 



ネットで拾えるのはちょびっとの情報だけ 
本にはもっともっとたくさんの情報がならんでるよ!
極上の読書体験を
2010年開始。
2013年に突如運営上の問題に見舞われましたが、 皆さんからの支えをいただき、 生き延びることができました。
→2013年の存続の危機
→カンパ応援の数々
その後もTwitter周辺のネット環境激変荒波はハンパなく、かろうじて踏ん張る日々が続いております。

●twitter @endBooks
botではなく手動です。

連絡窓口:メールフォーム


マジです!感謝です!

便利です!yata


メニュー

科学の本 読書に便利なリンク集
┗ 図書館ネットや
  安い古書情報



科学に佇む3000冊
Site map : 科学に佇む