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科学な本のご紹介:  聖地巡礼ツーリズム

科学に佇む書斎
【2013/01/10】



科学の本『聖地巡礼ツーリズム』

この手の研究は大好きです!
人心変化の今昔を見渡すのにとっても便利!

日本国内のみならず、世界各地も込みで、「聖地」に詣でるヒト行動様態さまざまを調べてご報告。

これ話題になりにくい研究分野だけど、めちゃ面白い報告が目白押しに詰まっているのです。
キーワードは「らき☆すた」「あの花」、パワースポットブーム、創られた伝統、国策と神道、そして流行りしだいで変化してしまうほかならぬ「自分自身の救い方」!

ぜひぜひだまされたと思って、このマイナーな本をゲットしてみて!

科学の本別所裕介 ”雲南省のチベット地域では、2002年に地元政府がそれまでの県名称を「シャングリラ県」に変更し、域内の巡礼地や僧院を観光資源として統合的に結び合わせる「大シャングリラ圏」構想を打ち出した。”

科学の本高橋典史 ”特筆すべきは、ハワイ出雲大社が地元の日系人のみならず、ハワイ滞在中の日本人の駐在員やその家族、留学生や一般観光客をも集めている点である。初詣に訪れる人は例年1万人を超えるという。”

科学の本高橋典史 ”最も影響力が大きかったのは、テレビ東京の「モヤモヤさまあ〜ず2」であろう。日本人にはあまり知られていない「ハワイの出雲大社」という存在が「意外性のある面白いネタ」として取上げられたのである。”

科学の本高橋典史 ”現代日本のメディアや観光産業は、ハワイの神社を商品価値のある「聖地」として発見し、それを消費している。しかし、そこで創出されたイメージと現実の神社が抱える困難とのあいだの乖離は著しい。”

科学の本高橋典史 ”アメリカ海軍は、「えひめ丸」の引き揚げ作業に入る前の2001年夏に、捜索に携わるダイバーたちに向けて日本人の死生観に関する講義を開いた。
 行方不明者の収容に際しては、日本の習慣や仏教的な思想への理解が必要であると考えたためである。”

科学の本高橋典史 ”パールハーバー攻撃により撃沈されたアリゾナ号が1000名以上の遺体とともに海底に沈んでいることを挙げて、えひめ丸の行方不明者9名の捜索活動を疑問視する意見もあったという。”


※ 遺体の有無しだいで心の危機が左右される日本文化は西欧から見て特異。
 なお、韓国もこんなです。
   ↓





『聖地巡礼ツーリズム』
 星野英紀,山中弘,岡本亮輔 編
 弘文堂
 


この本は2013年に拝読したベスト本としても紹介しています。
→ 『2013年選り抜き10冊 』



 → 『ミニ特集:創られた伝統・企画演出され伝統扱いされるナニカ』
 →『ミニ特集:創られた伝統・企画演出され伝統扱いされるナニカ 2』






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本にはもっともっとたくさんの情報がならんでるよ!
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