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科学な本のご紹介:  パワー・エコロジー

科学に佇む書斎
【2013/04/30】



国立公園Microsoft『パワー・エコロジー』

チカラワザで研究し、チカラワザで人を育てるすんごい先生「生態学界のスーパーマリオこと東正剛(ひがしせいごう)さん退官記念本」
 あまたの教え子の中でも厳選されたメンバーなのか(クマムシ先生までいるよ!)、彩り豊かな研究報告を集めて固めてすんごい各人研究者のキャラが立ちまくった情熱アツアツ研究アンソロジー。

 お互いの人となり紹介がブイブイ心に響いてくる科学本ってのは貴重、というか、もっと普通であるべきだよな。

科学の本正富欣之 ”標準和名は「タンチョウ」であり「タンチョウヅル」ではない。頭頂部には赤い羽、あるいは羽毛があると勘違いされることが多い。この部分には羽や羽毛はなく、赤い皮膚が露出している。つまり「禿げ」ている。”

科学の本正富欣之 ”タンチョウの場合、頭頂部の赤の「大きさ」で心理状態が想像できる。後から頭を見て赤い部分が見える場合には興奮したり緊張している。落ち着いた状態では、同じ個体と思えないほど、赤い部分が小さく見える。”




科学の本佐藤宏明 ”北海道石狩浜のカシワ林はカシワ Quercus dentata の純林であり、強い浜風に絶えずさらされているため倭小化し、樹高はせいぜい4mほど。手の届く範囲に葉が生い茂る稀な林である。”

科学の本江戸謙顕 ”生態学では、個体群密度が低下すると餌や配偶者をめぐる種内競争が弱まり、個体数が増えるとされているが、密度が低下しすぎると、ますます個体数が減ることもあり、そのような現象はアリー効果と呼ばれている。”

科学の本菅原裕規 ”南極昭和基地の各居住棟の住人は「村民」と呼ばれ、村民の推挙で選ばれた村長の下にグループを作った。楽しい越冬生活を送るために催される各種イベントでは、村民が一致団結し、他のグループとの対決に臨んだ。”

科学の本菅原裕規 ”観測隊に応募する医師は健康診断、特に心理テストで「不適格」判定される人が多いらしい。この話をあるお医者さんに聞かせたところ、「そもそも南極なんかに行きたいと思う医者が異常なんだ」と一蹴された。”





『パワー・エコロジー』
 佐藤宏明, 村上貴弘 編
 海游舎
 


この本は2013年に拝読したベスト本としても紹介しています。
 → 『2013年選り抜き10冊 』  goo

 あったか協力関係がじんわりたのしめる寄生虫本『フィールドの寄生虫学 水族寄生虫学の最前線』東海大学出版会も、研究の人つながりが味わえる貴重本としてオススメ。
 → 『 フィールドの寄生虫学 水族寄生虫学の最前線 』

 →『ミニ特集:フィールドの生物学、野外調査に邁進する日々』
 →『ミニ特集:東南アジアでフィールドの生物学』

 →『ミニ特集:環境や生態系を考える本 日本』
 →『ミニ特集:環境や生態系を考える本 日本-2』
 →『ミニ特集:環境や生態系を考える本 海外』
 →『ミニ特集:生態系のミジンコ先生 花里孝幸』


  



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