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科学な本のご紹介:  パワー・エコロジー

科学に佇む書斎
【2013/04/15】



科学の本『パワー・エコロジー』

チカラワザで研究し、チカラワザで人を育てるすんごい先生「生態学界のスーパーマリオこと東正剛(ひがしせいごう)さん退官記念本」
 あまたの教え子の中でも厳選されたメンバーなのか(クマムシ先生までいるよ!)、彩り豊かな研究報告を集めて固めてすんごい各人研究者のキャラが立ちまくった情熱アツアツ研究アンソロジー。

 お互いの人となり紹介がブイブイ心に響いてくる科学本ってのは貴重、というか、もっと普通であるべきだよな。

科学の本村上貴弘 ”データを一生懸命にとっていると、そのデータに溺れてしまうことがある。「こんなにデータをとっている俺ってすごい!」と酔いしれてしまうわけだ。そうすると、新しい発見はどんどん遠ざかってしまう。”

科学の本村上貴弘 ”現在,新熱帯に生息する菌栽培アリは12属200種あまりが知られている.ところが,旧熱帯のアリで菌栽培する種は知られていない.興味深いことにシロアリでは,菌栽培する種は旧熱帯のみから知られ新熱帯からは記録がない.”

科学の本東正剛 ”日本では鳥学を専門にしている大学教官が次々と停年退職しており、鳥の研究で学位を取りたい学生の進学先がなくなりつつある。”

科学の本平田真規 ”国内に侵入しているアルゼンチンアリを根絶することが理想だが、そもそもアルゼンチンアリは難防除害虫で、これまでのところ、根絶に成功した国はない。”

科学の本平田真規 ”アルゼンチンアリの有無を調べるため、調査用ハガキを配布して、家の周りのアリを採集しセロテープで貼り付けて送るように呼びかけている。調査ハガキを受け取ってくれても、なかなか提出してくれる人は少ない。”

科学の本平田真規 ”アルゼンチンアリが侵入してすでに年数を経ている公園では、在来アリはせいぜいサクラアリかウメマツオオアリくらいしか採集できず、ほとんどアルゼンチンアリしか採れない公園も少なくない。
 アルゼンチンアリ未侵入公園での採集は楽しそうで,多くの学生が「クロヤマアリがいるとほっとしますね」と言う.
 クロヤマアリが日本人の原風景として心に刻み込まれているとは思わないが,学生たちは彼らなりに生物多様性の価値を感じてくれているようだ。”


リンク  『アルゼンチンアリ情報提供のお願い』  国立環境研究所  侵入生物研究チーム
 ┗ セロハンテープでアリを捕獲し、そのまま紙に貼り付けて採集場所と連絡先を明記の上、郵送してください。 はがきに直接貼り付けての送付でも構いません。











『パワー・エコロジー』
 佐藤宏明, 村上貴弘 編
 海游舎
 


この本は2013年に拝読したベスト本としても紹介しています。
 → 『2013年選り抜き10冊 』  goo

 あったか協力関係がじんわりたのしめる寄生虫本『フィールドの寄生虫学 水族寄生虫学の最前線』東海大学出版会も、研究の人つながりが味わえる貴重本としてオススメ。
 → 『 フィールドの寄生虫学 水族寄生虫学の最前線 』

 →『ミニ特集:フィールドの生物学、野外調査に邁進する日々』
 →『ミニ特集:東南アジアでフィールドの生物学』

 →『ミニ特集:環境や生態系を考える本 日本』
 →『ミニ特集:環境や生態系を考える本 日本-2』
 →『ミニ特集:環境や生態系を考える本 海外』
 →『ミニ特集:生態系のミジンコ先生 花里孝幸』


  



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