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科学な本のご紹介:  「科学技術大国」中国の真実

科学に佇む書斎
【2010/11/19】



China.png『「科学技術大国」中国の真実』

この本の3年後に出た●本林幸秀 『科学技術大国中国 有人宇宙飛行から原子力、iPS細胞まで』と読み合わせれば、さらに進んだ中国の姿がよく見える!

科学の本日本は、科学技術分野において中国に対する冷静な分析を欠いており、双方が互恵的となるような補完関係を築こうとする意志が見出せない。

科学の本いまや、米国での博士号取得者の出身大学は、米国の大学を含めた世界中の大学の中でも、清華大学が最大多数であり、次に北京大学が続く。そして、やっと三番目に米国の大学であるカリフォルニア大学バークレイ校出身となっている。一方日本の大学はベスト50位の中にすら、見つけることができなくなってしまった。
 ┗ 2010年当時の記述





科学の本中国ではNHKで放映された「プロジェクトX」型の話には興味がない。壁を乗り越えた人間は、最後は社長になってこそ、「英雄」となるのである。ひたむきに技術と格闘し、成長し、最後は穏やかに引退するというストーリーでは、中国人の気は引けない。「英雄」の最後の勝利こそが重要なのである。

科学の本中国科学技術部や中国科学院など中央官庁の大臣、副大臣、事務次官などの幹部は、ほぼ全員が理系で博士号を有する。トップ交渉においても、専門的なバックデータを理解した上での発言は、迫力がある。

科学の本宇宙開発は、実績を積み重ねが非常に大きな意味を持つ分野である。2005年以降の5年間、日本が毎年平均2基の打ち上げであるのに対し、中国では平均7基と打ち上げ回数をどんどん増やしてきている。

科学の本いま日本に決定的に足りないものとは、投資であり、人材であり、産業化の能力である。そして、その強大なリソースをもてあましているのが、日本の隣国の中国である。

科学の本ブレークスルーを行った後の競争において、いかに多くの研究者と資金を投入するかによって最後の果実の行方が決まってしまうような分野では、中国は十分な競争力を発揮する。日本は、こうした分野こそ、中国との研究協力を進めるべきだろう。








『「科学技術大国」中国の真実』
 伊佐進一
 講談社現代新書
 






 →『ミニ特集:中国に民俗を見る本』
 →『ミニ特集:中国に民俗を見る本 2』
 →『ミニ特集:中国ソシャゲ用資料』
 →『ミニ特集:中国について読む本』
 →『ミニ特集:中国について読む本 2』

 



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