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科学な本のご紹介:  ミニ特集:中国について読む本 

科学に佇む書斎
【2013/09/07】


『中国ネット最前線 「情報統制」と「民主化」』
 渡辺浩平 編 蒼蒼社

● めちゃめちゃ面白い。
 激動、ワクドキ、炎上、検閲、沸騰する圧力釜とガス抜きの混沌。大国の変化変貌は日本の60年代にデジャブる気もするが、諸条件は大幅に違っていて目が離せない。

※ 面白さ度合いは、個人の感想です。bow

科学の本安替 ”表意文字で構成される中国語はコンピュータ時代の情報伝達面で大きな優位性をもつ。ツイッターには140文字制限があるが、そのことが中国語ツイートの情報量を英語ツイートの3倍にした。”

科学の本高井潔司 ”反体制派を名乗る人びとの一部にネット民主主義を楽観的に語る人もいるが、あまりにもお人好しと言わざるを得ない。2010年度のノーベル平和賞の受賞者、劉暁波はインターネット上で、民主化推進を求める08憲章への署名を呼び掛けただけで、国家転覆扇動罪で収監されている。ネット上の議論も政府によって統御されているのである。”


「中国ではツイッター禁止である」などとされていても、感度の鋭い人、発信交流したい尖った人たちは、手を変え品を変え、なんとか危険をかいくぐりながらツイッターを活用しまくっていたりするのだ。そういう実態もレポートされていて先鋭層の世界はおもしろいのだ。

上の本のさらなるその後の時期も含めた包括本はこちら
    ↓


『中国のインターネット史 ワールドワイドウェブからの独立』
 山谷剛史 星海社新書 星海社

●中国国内のネット環境の多くは、世界から切り離され、独特な中国仕様の中でユーザは邁進している。
 地球上すべての人間の2割が、5人に1人が、我々が知るネットとはまったく異なるネットに暮らすように設定されている人びとなのだ。
 そして彼らは、我々より先を走りうるコースに乗っている。

 大局を把握せぬまま、日本人向けの目先の幻想に媚びる腰の浅いメディアは、使うな。

科学の本電話回線は初期のインターネット接続に必須のものでした。しかし、中国において電話が普及したのは、意外にも90年代になってからでした。それまで電話は、アパートの守衛室に1つあるだけ…といった状況が普通だったのです。

科学の本中国人は面子のために、背伸びをして分不相応なものを持つという習慣があります。
 使い方がわからないパソコンを持っていても仕方がない気もしますが、それよりも舐められないために高いものを持つことを中国人は選ぶのです。

科学の本10年頃にはもう、日本のIT事情に対するニーズはなくなっていました。私から企画を持ち込んでも、色よい返事がもらえなくなっていたのです。
14年末の訪問では、あらためて中国のITが、ある面では日本の遥か先に行ってしまったのを身をもって実感しました。








『古代中国の虚像と実像』 落合淳思

● 2009年の夏、EurekAlertで「中国四千年の歴史文化、岐路に立つ」的な記事が流れていた。その後はどうなったんだろう。
 本書の内容は、国内外の研究者との座談会で改めて読ませてくれるともっと面白くなるんじゃないかな。

科学の本徐福の伝説とは、「方術士の徐福が始皇帝の命令で日本に来た伝説」なのではなく、「詐欺師の徐福が始皇帝をうまく騙した伝説」なのである。当然、徐福は日本に来ているはずがない。

科学の本殷王朝でおこなわれた甲骨占トは、あらかじめ甲骨に細工をすることで、ひび割れの形をコントロールし、結果を吉にすることができたのである。
 殷王朝は不確かな占いに頼って政治をしていたのではなく、占いを政治的に利用していたということになる。


亀卜についてはこちらが熱い
→●本『亀卜 歴史の地層に秘められたうらないの技をほりおこす』



 

『中国はいかに国境を書き換えてきたか 地図が語る領土拡張の真実』 平松茂雄

● 彼の地の人は、このような言説が共有されうることをどう見做していらっしゃるのでしょうか。

つか、この本のツイを流したとき、中国の女学生が一言「うそつき!」と日本語で投げてきて、くっそどーせいっちゅうんじゃ。(ツイッター上のコミュニケーションの困難さ度合い屹立)

科学の本アジアには数千年にわたって、「この世界には中国という一つの大国しか存在しない」という「中華世界」という考え方が存在してきた。

科学の本もともと中国語にはヨーロッパ的な意味での「国境」という言葉はない。該当する中国語を探すとすれば「辺彊 へんきょう」である。「辺境」でない点に注意して欲しい。

科学の本普通は国際的に承認された国境で囲まれた範囲を自国の領域と考えるが、中国の考える「戦略的辺彊(国勢の及ぶ範囲)」は、総合的国力の変化に伴って拡大縮小する。




『日本人・中国人・韓国人 新東洋三国比較文化論』 金文学 白帝社

● 「三国人」など当時の流行り言説に反応しながら、散漫だけれど著者なりに試行錯誤を繰り広げた一冊。本書の記述の何がどう偏見になってしまっているのか、もっと新しい著作と読み合わせると乙。

科学の本中国人は定められた職務や規定された勤務以外に他人を手伝うとか残業をすることはほとんどなく、自分の仕事でなかったり自分の利益にならない以上何もしないのだ。

科学の本日本人は姓だけで人を呼び、韓国人は特定の人以外は一般的に姓に名前までつけてフルネームで呼ぶ。そして中国人は同年輩どうしはフルネームで呼び、目上の人には姓の前に「老」の字を加え、目下の人には「小」の字をつけて表現する。

科学の本「東洋」という単語が日本と韓国ではすべてのアジア、東アジアという意味で通じる。つまり西洋に相対する東側という概念である。しかし中国では東洋といえば日本のことを指す言葉であり、日本人を東洋人といい、悪口を言うときは「東洋鬼子」という。

科学の本中国人は父の代から少なくとも七代前までの祖先の名前から同じ字をとることをタブー視している。韓国の状況も中国と同様だ。だから絶対に父の名前と同じ字を息子につけることなどありえない。





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【中古】 日本人・中国人・韓国人 新東洋三国比較文化論 /金文学(著者)



『「混(フン)」の中国人 日本人が知らない行動原理の裏の裏』 金文学

科学の本当時、日本人の国民性について『菊と刀』を著わしたように、アメリカの「中国研究チーム」は、中国人の国民性研究を担当した。ルース・ベネディクトの死後、マーガレット・ミードがチームリーダーに就任する。

科学の本日本人は、漢字一色の中国語をすらすら読み書きする中国民族とは大したものだとよく感嘆するのだが、実際は違う。漢文を読み書きすることは、実は中国人にとっても至難の業なのである。



 →『ミニ特集:中国に民俗を見る本』
 →『ミニ特集:中国に民俗を見る本 2』
 →『ミニ特集:中国ソシャゲ用資料』
 →『ミニ特集:中国について読む本 2』

 →『ミニ特集:韓国を文化人類学する』
 →『ミニ特集:韓国の文化と社会 1』
 →『ミニ特集:韓国の文化と社会 2』
 →『ミニ特集:3.11の日本と韓国』


 



このページ 『ミニ特集:中国について読む本 』 は以上です。
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