このサイトの中を     2016年選り抜き10冊     2015年選り抜き20冊 

科学な本のご紹介:  ミニ特集:言語研究をめぐる本

科学に佇む書斎
【2013/09/07】


『もし「右」や「左」がなかったら 言語人類学への招待』 井上京子

● 我々がふだん当たり前にやりとりしている物の区別の仕方・区切り方が、文化によって社会によってこんなに違う。とっつきやすい「へぇ〜」ネタがいろいろつまめる佳品。

科学の本何と言ってもブラウンとレヴィンソンにとって最もショッキングだったのは、ツェルタル語に「左」と「右」にあたる語彙が存在しない、という事実に直面したことである。

科学の本さらに、この「左」「右」の語彙不在はツェルタル語だけの特異な状況ではなく、レヴィンソンの別の調査地であるオーストラリア先住民族のグウグ・イミディール語でも観察された。



グウグ・イミディール語については●本 『危機言語』が詳しい。



『言語学的にいえば… ことばにまつわる「常識」をくつがえす』
 ローリー・バウワー編 研究社 児玉一宏

● 主に英語圏での言語学トリビア集。

科学の本アメリカ英語は、堕落した、又は粗野なイギリス英語ではない。2つの英語はどちらも、16世紀に英国で標準とされていた英語からそれぞれ異なる道筋で変化していったものである。

科学の本イギリス英語では、fatherとfodderのアクセントのついた母音は異なる発音だが、アメリカ英語では同じ発音に変わった。

科学の本男性より女性のほうがおしゃべりだというイメージがある。しかし、筆者が入手したデータのほとんどが、現実はその逆であることを示している。
 調査した100本のセミナーのうち、7本以外はすべて男性のほうが討論時間の主導権を握っていた。
 さまざまな研究者たちが授業中の男子生徒と女子生徒の発言時間を比較する研究を行なってきているが、幼稚園から小学校、中学校、高校にいたるまで、男子のほうが教室内での発言をリードするという傾向は地域に関係なく見られる。
 一般に信じられている「女性はおしゃべりだ」という説は客観的な事実ではなく、性差別主義的な偏見だと結論づけるしかない。




『ことばと思考』 今井むつみ

科学の本色の基礎名の数の数が最も少ないのは、パプアニューギニアの部族ダニの言語で、色の名前が2つしかない。10以上の色の名前を持つ言語は11しかなかった。日本語や英語のように色の基礎名が11もある言語は少数派だ。

科学の本言語が使えないと、複数の手がかりをいっしょに使うことができなくなってしまうのだ。空間上のモノの位置を記憶したり、空間を探索したりするとき、大きく言語に頼っていることがよくわかる。







 
 →『ミニ特集:言語資源の貧弱化はすなわち世界全体の貧弱化』
 →『ミニ特集:言語の研究の本』
 →『ミニ特集:言語研究をめぐる本 海外』
 →『ミニ特集:言語研究をめぐる本 海外2』
 →『ミニ特集:言語研究をめぐる本 2』

 



このページ 『ミニ特集:言語研究をめぐる本』 は以上です。
ネットで拾えるのはちょびっとの情報だけ 
本にはもっともっとたくさんの情報がならんでるよ!
極上の読書体験を
2010年開始。
2013年に突如運営上の問題に見舞われましたが、 皆さんからの支えをいただき、 生き延びることができました。
→2013年の存続の危機
→カンパ応援の数々
その後もTwitter周辺のネット環境激変荒波はハンパなく、かろうじて踏ん張る日々が続いております。

Twitter:@endBooks
botではなく手動です。

連絡窓口:メールフォーム


マジです!感謝です!

便利です!yata


メニュー

科学の本 読書に便利なリンク集
┗ 図書館ネットや
  安い古書情報



科学に佇む3000冊
●twitter 科学に佇む