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科学な本のご紹介:  ミニ特集:ジェンダーな社会系の本

科学に佇む書斎
【2013/09/02】

植物と帝国
『高校生のジェンダーとセクシュアリティ 自己決定による新しい共生社会のために』
『ジェンダー学の最前線』
『ジェンダーの法律学』
『女性状無意識  テクノガイネーシス 女性SF論序説』
『植物と帝国 抹殺された中絶薬とジェンダー』



『高校生のジェンダーとセクシュアリティ 自己決定による新しい共生社会のために』
 須藤廣 編 明石書店

科学の本日本の若者の人間関係に対する独特のニヒリズムは、ジェンダー意識の変容を新しい対等関係構築のバネにしていこうとする際に要請される「社会参加」実践にとっては、足かせになるとも考えられる。

科学の本核家族普遍化命題は、「四人家族」以外の家族、たとえば、「共働き家族」、「母子家族」、「一人家族」を望まれないもの、不幸なもの、避けるべきもの、さらには、否定されるべきものとして排除してしまう危険性をあわせ持っているのです。




『ジェンダー学の最前線』 レイウィン・コンネル 世界思想社

●さまざまな論や経緯を見通しよく紹介してあって勉強になる。
 評判の良い一冊ではあるけれど、原書は2002年で、なんぼか知見が古い箇所もある。

科学の本心理学的研究は、私たちの大多数が、純粋にどちらか一方の性であるよりも、むしろ男性的特性と女性的特性の両方を異なった割合で併せ持っていることを示している。

科学の本ジェンダーは永遠不変の区分であり、「女の位置」はいつまで経っても女にうってつけの位置であると見なす信念体系によって、家父長制は正当化されてきた。

科学の本レスリー・ロジャース”多くの女性は多くの男性よりも血液中のテストステロンのレベルが高い。50歳以上では、男性は平均して女性よりも血液中のエストロゲンのレベルが高い。”






『女性状無意識  テクノガイネーシス 女性SF論序説』 小谷真理

科学の本現実から切り放された全くの架空世界の物語でありながら、最終的に現実世界へフィードバックしてその問題点をリアルに暴き出す、実験的にして教訓的効用を持つ物語様式が「ファビュレーション」です。

科学の本ポスト構造主義以降の批判的文脈は、そもそもリアリズム様式なるもの、それの相手取るリアリティなるものがいかにさまざまな政治的戦略に隠蔽された史上最強の虚構にすぎないかを暴いてしまった。だから、かりにそのような文脈においてファビュレーションが息を吹き返すとすれば、いわゆる西欧家父長制に支えられてきた「現実」が槍玉にあがるのは不可避であった。ここで、フェミニスト文学批評が導入される余地が生まれる。



●著者さんのツイッター リンク小谷真理 @KotaniMari






『植物と帝国 抹殺された中絶薬とジェンダー』 ロンダ・シービンガー

科学の本20世紀に妊娠検査薬が開発される以前は、女性が胎動の始まりの時期、つまり、いつ本当に妊娠したのかを自分で判断する自由をかなり享受していた。

科学の本月経を引き起こす薬は、女性の意識においても法律においても中絶と結びつけて考えられていなかったため、19世紀のある時期まで、それらが「中絶薬」と言われることはなかった。




『ジェンダーの法律学 第2版』 金城清子 有斐閣アルマ

科学の本戦後制定された日本国憲法は,法の下の平等(14条),家族生活における個人の尊厳と両性の本質的平等(24条)を規定した。

科学の本日本は韓国と並んで、アンペイド・ワークの負担が著しく女性に偏っている国である。日本で男性がアンペイド・ワークを負担しない原因の1つとして、日本の長時間労働を挙げることができる。

科学の本戦後のいわゆる民主改革によって,家族に関する法律である民法が全面的に改正され,妻の姦通(結婚した相手以外の異性と性関係を持つこと)は犯罪(懲役1年以下)であり,離婚原因となったのに,夫の姦通は,相手が独身ならば問題にならないという,あからさまな性差別は撤廃された。

科学の本歴史的に見れば、強力ンは、父や夫の所有物である娘や妻を、第三者が性的に使用して、その財産的価値を低下させる侵害行為であった。女性は、父や夫の所有物にすぎなかったのである。
 したがって強姦罪は,父や夫の所有権を侵害する犯罪として,男性の男性に対する犯罪だった。女性は性的自由の主体とは認められていなかったのである。

科学の本ジェンダ一間の平等が普遍的な理念となり、女性も人間としてその人権が保障されなければならないとされてからも、多くの国では、夫婦間では強姦罪は成立しないという婚姻例外が残存していたのである。





さらに
●本『ジェンダーイコールな仏教をめざして』
●本『なぜ女は昇進を拒むのか 職場の進化心理学』
●本『生殖技術とジェンダー』
●本『ケガレの文化史 物語・ジェンダー・儀礼』
●本『開発と健康 ジェンダーの視点から』



 



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