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科学な本のご紹介:  ミニ特集:魚を科学する本

科学に佇む書斎
【2013/08/30】

魚Twitter
『サケ学大全』
『図解雑学 魚の不思議』
『魚の変態の謎を解く』
『減ったマイワシ、増えるマサバ わかりやすい資源変動のしくみ』



『図解雑学 魚の不思議』 松浦啓一

●入門向けの小ネタがいろいろ並んでます。

科学の本日本にすむギンブナには、オスがほとんどいなくて、メスだけで卵を産んでふえています。







『魚の変態の謎を解く』 乾靖夫

●カレイやヒラメなど、幼いときと成長したときとで形が全然違う!
 そんなメタモルフォーゼ系のお魚を中心に、なぜ、どう、生き物たちが形を変えながら成長していくのかを研究している先生が書いてくださったご本。
 「生き物の変身」に興味ひかれる人にお勧めのコアな一冊。
 ちょっとお話は難しいかも。

科学の本北海道クッタラ湖に棲息していたネオテニーのエゾサンショウウオ群は、養殖魚の導入により現在では絶滅したと考えられている。残念なことである。

科学の本魚の体液の塩分濃度は淡水の中にいようが、海水に移ろうがおおむね一定で、海水の塩分濃度の約3分の1と考えて良い。実は魚に限らず人間を含めて脊椎動物では、体の中の塩分濃度は常に海水の3分の1程度なのである。






『減ったマイワシ、増えるマサバ わかりやすい資源変動のしくみ』
 谷津明彦, 渡邊千夏子

● 巨大産業を支える水産資源研究の最前線。
 いかにわからないことわかりにくいことをわかるとするか(地震予知科学に近い感触:敢えて「わかる」と言わざるをえない立ち位置に…)、いかに基礎調査に資金が必要か(予算を獲得するには世のため人のために「なる」と言わざるをえない立ち位置に…)。
 生業と存在意義アピールが入り混じるような、これも現実の研究現場の一面。

科学の本海底に堆積したウロコを調べて、カリフォルニアのマイワシとカタクチイワシが約50年周期で増減を繰り返してきたことが明らかにされた。



ベルソーブックス のシリーズは水産関係に特化した新書で、けっこう面白い本が多いんだわコレ。



『サケ学大全』
 帰山雅秀・永田光博・中川大介 編著 北海道大学出版会

●シャケの百科事典かい!っつうくらいにあらゆる分野から40名余も集まって、それぞれにいろんな研究成果や活動を報告しまくり。
 生態などの生物学はもちろん、養殖や放流の関係からヨソの地域との混血が進んでしまって、自然のままの遺伝資源を持つ群れはこの地域のこの季節にしか上がって来ないぞ!とか、サケからはこんなサプリメントを作ったよ!とか、アイヌ民族が行っていたサケ漁の規模とか、北海道民的に馴染みありまくりの佐藤水産まで登場するとか(さけっぴの写真が載ってる!)さらには「サケの漫画を書いてます」まで

科学の本帰山雅秀 ”生態系が外圧に対してもとに戻ろうとする自己修復機能のことをレジリアンスといい,人類の活動が生態系のレジリアンスを犯し,自己修復機能が低下あるいは崩壊することを生態系のカタストロフィックシフトという。”

科学の本帰山雅秀 ”知床半島で最近漁獲される魚類の60%以上はシロザケであるが,そのほとんどは人工孵化放流された「孵化場魚」である。”

科学の本工藤秀明 ”カラフトマスの背中の盛り上がり「背隆起 はいりゅうき」は、一般には「セッパリ」と呼ばれているが、この一般的な呼称は、2007年以降、日本魚類学会が差別的語の1つとして魚類の標準和名への使用を差し控えている用語である。”



サケ漫画のかじさやかさんはこちら
 リンクかじさやか @tadekichi

まーほんと、『サケ学大全』とはよう名づけた!
シャケのどの面を見るにはどの人を追えばいいのか、そのチラ見せガイダンスみたいな本でもあるのかも。





ほかにもお魚の本
 →『ミニ特集:魚を科学する本 2』
 →『ミニ特集:魚を科学する本 3』

 →『ミニ特集:水族館で科学できる本』
 →『ミニ特集:水族の研究で頑張る本』

 →『ミニ特集:深海を科学する本』
 →『ミニ特集:深海を科学する本 2』
 →『ミニ特集:深海を科学する本 3』

 



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本にはもっともっとたくさんの情報がならんでるよ!
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